Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

早朝の荒川乗艇:

土曜日は早朝と午後の2乗艇。2回とも荒川出艇とし、早朝は非常に気温が低く、コーチの方も長時間モーター上で冷気に晒されるのは辛いので、秋が瀬の高圧線往復の18km(水上:約1時間45分)のSR18〜20の低レートUT中心としている。
今回のクルーを組んで約2週間経ち、漸くバランスもマシになってきた。特に理系の方は、組んだ当初からのシート配置で概ねずっとトレーニングしているので、まずまずの出来になってきた。
往路は、彩雲(理系)の少し岸蹴りが遅れたので、このクルーのノーフェザー漕ぎの指導を行った。クルー編成後約2週間なので、漸くバランスが安定してきた。それでも整調ペアはフィニッシュ時のブレード離水時に僅かにブレードで水を引っ掛けている。原因は、以下の3点:

  1. 単純にタップダウンのハンドル下げの段差が足りない。(ワークハイト不足の要因もある)
  2. タップダウン(ブレード離水)は、ストロークレンジ内で完了させる必要があるが、タップダウンでのハンドル下げがフィニッシュエンドのレンジ内で完了出来ず、ハンズアウェーに跨ると、ノーフェザー時にブレードが引っかかる。
  3. タップダウン動作は、フィニッシュ押し切りからフィニッシュレンジのエンドまでの最後のレンジを使いながら(ロスしながら)斜め下にハンドルを下げる動作となる。漕技が向上するとこのレンジロスを必要最小限まで小さくする事が出来るが、レンジロスゼロで垂直にタップダウンするとブレード離水時にブレードで水を引っ掛けてしまう。ジュニアの場合は、10cm程度のレンジロスを使いながらタップダウンするのが適当と考える。

1艇のみ指導しながら伴走しているので、このタップダウン動作とハンズアウェー後の踵体重によるバランスキープの2点を重点的に、しつこく指導した。この結果、秋が瀬に着く頃には大分マシなブレードワークになった。下の写真はこの過程の写真。

尚、今回は同上したマネージャーが持参したビデオカメラにSDカードが挿入されていなかった。そこで、おやじのデジカメをマネに預けて写真とビデオを撮影させた。この結果、おやじのカメラにいつもの写真に加えて動画も入ったので、今日はその動画をPCに取り込むと同時に、Windows標準アプリの「ムービーメーカー」を使って映像編集をやってみた。ただ単にぶつ切れ映像を繋げ、それにタイトルを付けただけだが、初めてなので結構手間取った。また、その編集した映像をYouTubeにアップしたので、以下の通りブログに添付する。(個人名も入っているので、YouTube登録上は非公開としている:でもこのブログ上で公開しているので頭隠して尻隠さずか???(笑))

彩雲(文系)の方は秋が瀬の折り返し後、大曲まで伴走、指導した。この文系クルーはエルゴの体重換算値は理系クルーと全く横並び。従い、並べればほぼ互角になる筈で、組んだ当初のシート配置では、以前書いたブログの通り、ほぼ互角だった。 ところが、整調を漕いでいたS井がS-sideを漕ぐと新人戦合宿中に痛めた左背中痛が再発するとのことで、先週からB-sideに再転サイド。この関係で整調ペアがサイドチェンジとなった。この結果、S/B両サイドのエルゴ漕力がアンバランスとなり、酷いS-side負けとなった。体格がアンバランスなので止むを得ぬ状況。クルーの意見も勘案し、サイド負けを緩和すべくS-side整調のイタリアンリガー配置とした。これで少しサイド負けが緩和され、何とか許容範囲に収まってきた。しかしながら、漕技未熟なバウペアが本来の漕力(エルゴ漕力)を実乗艇で発揮できず、なかなか艇速が上がらず、この日の早朝での6km並漕も大きく差を付けられ負けていた。これでは久保杯本番で文系クルーは理系に大差を付けられ良いレースにはならない。下の写真は祥雲(文系)クルー。

下の写真は早朝出艇揚艇時の岸けり場。