岸蹴りした時には、艇庫内にはエルゴを漕ぐ学生が１名いただけだったが、乗艇を終えて揚がってくると、女子部員が１Ｘ新艇のリギング調整をしていた。巻頭の写真がこの新艇。女子部には1Xレース艇が無く、これまで使ってきた女子軽量艇（Vega号）は既に船齢13年。最近、女子部員が減っていることもあり、部員が減っても出漕可能な1Xレース艇を購入した方が良いと思い、昨年の9月にフィリッピの女子軽量級用レース艇の試乗を実施した。その際に彼女たちが選んだ艇が、このF72型。幅(水線幅29cm)が広く安定性が良い船型。長さが7.2mと短いので物凄く軽い。筈。恐らく、Deadweightを積まないと13kg位しかないと思われる。(競漕規則上の1X艇下限重量は14kg)
余談だが、OB諸氏の中には、弱いT大女子部に高価な１Xレース艇なんて勿体ないという思いを持っている者がいると仄聞している。まあ、東商戦の女子4X+はボロ負けだったので、単純にそう考えたのだろう。しかし、女子漕手4名の中にはそれなりの漕力を持った者（Y政)がいるので、先ずは軽量級選手権で、新艇の性能も借りつつ、OB諸氏に納得頂けるような戦績を挙げて欲しいと思う。今日はその旨を当人に伝え、ハッパを掛けておいた。
今日は腰の痛みが消え、気持ちよく乗艇出来て良い一日だった。
以上
