Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Final-Cレース:

天気予報では、午前中は北の風4m程度となっていた。8時半過ぎに艇庫に到着すると、北西の風が4m程度吹いていた。北西の風はレースでは順風。しかもおやじの6レーンは有利なコース。「天は我に見方せり!」 体力自慢だった大学生の頃は、逆風大好き人間だったが、中年の今は順風大好き人間に変貌。
昨日と同じW.Upを行い、レースに向け、万全を期した。さて、レース発艇。
静止スタート5本+ハイピッチ10本は、ベテランスカラーのおやじが有利なフェーズであり、ここで艇差を稼げる様に確り飛ばした。
昨日の予選はハイピッチ後のセトルダウンで力んで心身共にダメージが残った。今日は前述の戦術通り、前半は自分の漕ぎのペースを掴むことを優先し、リラックス&1本1本の漕ぎの正確さのみに集中して漕いだ。自分に集中するため、全く横を見ずに漕いだが、今日はおやじの応援団が数人自転車で伴走し、途中のレース状況をアナウンスしてくれたのでコックスが付いているかの如く、レース状況が良くわかった。どうやら200mから400mに掛けては、おやじがトップだった様だ。
ハーフの500mを過ぎると、予定していた1枚上げを入れ、ペースアップを試みた。自然と視界の中に3〜4艇が見えてきた。応援の様子から察するに、1人がおやじより先を走っている模様。ラスト250mに入ったところで、予定通りのラストスパートに入った。後続との艇差が広がるのが見えた。ペースを上げたので苦しい筈だが、後続を引き離すのは、ある意味「麻酔効果」がある様で躊躇せずにペースアップする事が出来た。もちろん、6レーンの直ぐ横で、「氏家!上げろ!」という大きな応援の効果が合った訳である。
スパートが少し早めだったので、ラスト100mはヘロヘロだったが、ペースが落ちない様に手数を揚げるためにレートだけは確り揚げつつゴールイン。
力を出し切ったので、”ゼーゼー”して頭を上げる事も出来ず、自分の着順すら確認しなかった。20秒ほど経ってから、伴走していた応援者に、「着順は?」と聞くと、「2着です!」との回答。一着は取れなかったが、力は出しきった感あり、満足感を得る事が出来た。