Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

午後はLBRC新人のオリエンテーション:

LBRCの新人とは、T大大学院2年のI藤君。来春、某電力系の会社に就職する予定だが、社会人になっても本格的に競技を継続するとの事。そこで、来春、就職するまでの約半年間、LBRCのメンバーとして乗艇練習を継続する事になった。まだ学生であり、LBRCに関して良く分かっていない面もあるので、簡単にLBRCの活動及び艇庫利用要領に関して簡単なオリエンテーションを実施した。予め、会則等については、メールで送っておいたので、座学はWebschedulerの利用方法+αの20分程度で終了。後は来年3月までI藤君の練習専用とするHAGA号の置き場確認や艇整備を実施した。このHAGA号のリギング調整・整備だが、なかなか手こずった。
下の写真はHAGA号のリギング作業をするI藤君。

<HAGA号の整備>

  1. トップボール:ガムテープで貼り付けてあるだけだった。木ネジ穴がバカになっていたので、エポキシ接着剤を充填・補強し、固定。
  2. クラッチ軸の外傾修正:もともと外傾がついている設計なのだと思うが、外傾が1〜2度と大きい。I藤君は0度にしたいという事で、軸を換装したり、角度を補正するための座金を挟んだり悪戦苦闘。最終的には何とか外傾0.5度以内に調整できた。
  3. シート座面の換装:元々ついていたVespoli製シートは少々低めの設定。I藤君はレールに脹脛が当たらない様に座面を1cm程度高くしたいとの事。いろいろ考えたが、シャシーはoriginalのものを使用し、座面を換装、更にシャシーと座面の間に1cmのスペーサーを挟み込むこととした。
  4. ストレッチャーボード傾斜:今ついているボードの傾斜は37度。そんな筈はないと、外して見たところFilippi製というシールが貼り付けてあった。どうやらOrigialのボードがダメになったのか、これに換装した模様。でもリギングのイロハを知らない素人が取り付けた様で、ボード傾斜がメチャクチャ。そこで横捧(アルミパイプ)取り付け金具の取り付け穴を2cm下に明け直す加工を実施。(電動ドリルと皿ネジ用リーマーを使用)何とか42度に設定した。

艇整備やリギングは13時半頃から始めたが、以上の様な問題あり、結局、おやじが先に揚がった16時半過ぎでも、まだ終わらなかった。(1時間もあれば出来ると思っていたのだが、思いの他、HAGA号の現状が悪すぎた)
その後もI藤君はHAGA号の整備を継続。本人には大変な整備作業だったと思うが、社会人でボート競技を継続するというのは、こういう地道な作業が必要となる。今日は彼にとって良い経験になったと思う。
以上