Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ロングはDPS重視低レートの方が効果あり

oyajisculler2008-10-22

LSD漕(1時間以上のロング漕)は、SRを高くして心肺系を追い込んで艇速を維持するトレーニングと、レートを落として水中1本1本の強度やブレードワークを重視したDPS重視系トレーニングの2ケースをこれまでやってきた。どちらが乗艇トレーニングとして効果があるのか、自分自身を実験台にして比較してきた形になるが、レートを落として1本1本の強度やブレードワークの改善を狙ったDPS系の方がレースペースの艇速を上げるためには、よりトレーニング効果が高い様だ。
この事は乗艇トレーニングのイロハとして知られていることだが、これに関するおやじの勝手な考察を述べると:

  1. レートの高低に関わらず、水中の強度は常にレースペースと同じ強度とする。昔から言われ続けている当たり前の事だが、負荷の高いレースペースの水中強度を冬場の低レート漕からトレーニングすることで、高い強度の水中負荷に於けるブレードワークに体を慣らすことができる。
  2. レートを落とす事で精神面や体への負担が軽くなり、基本に忠実なブレードワーク実現に向けたテクニック改善に集中することが出来る。言い換えれば、ブレードワーク改善に集中するための余裕が出来る。
  3. 心肺系への負担が相対的に軽くなるので、長時間漕ぎ続けることが出来る。結果として距離を稼ぐことが出来る。これがMileage makes championsに繋がる。