Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

12kmTT:水中ぶら下がりに注力

oyajisculler2006-10-04

今日は平日夜間乗艇の日。雨が降りそうだったが何とか降らずに濡れずに済んだ。(東の風が2m/s程度吹いていた。)ゲートが開いていたので2000mコースを3周、12kmの低レートライトパドルを実施。
10月末のHead of the Setaの40歳代1Xレースにエントリーしているので、今月の1X乗艇はこれに向けた練習をする予定。今日はその1発目としてSR20での12kmTTを実施。9月から取り組んでいるキャッチからのぶら下がり、即ち、体重を使ってボートを進めることに注力した。同じことを何度も書くが:

  1. 予めぶら下る準備をする:フォワードの終盤に腕を良く伸ばす様にして肩を前に出し、ブレードエントリー直後のレッグドライブがロス無くブレードに繋がる様にする。(このテクニックは、世界トップクラスの漕手は皆出来ているが、最近の日本人漕手はこれが出来ていない者が多い。)
  2. この姿勢で出来るだけ遠くの水を掴む様にしてブレードをエントリーする。
  3. ブレード一枚が決まったと感じると同時にレッグドライブを開始してハンドルにぶら下がり、ブレードに体重を載せる。
  4. ブレードに体重を載せたまま脚→腰をドライブしてボディーをドライブしてゆく。
  5. 脚、腰のドライブが終わると、残るのはドライブされたボディーの慣性力だけとなる。この慣性力を余すことなく全てブレードに伝え切る様にハンドルにぶら下がりながら、最後に一番非力な腕でを引き付ける。
  6. この最後の腕引きの際、ハンドルを速く引き付けようとすると、腕が力んで手元が下がり、往々にしてブレードが浅くなってブレードがスリップしやすい。(要するに水を引っ掻き回す)幾ら速くハンドルを速く引き付けてもブレードがスリップしたら効率よく艇が進まない。
  7. これを防止するためには、ハンドルを速く引こうとするのではなく、最後までブレードに体重を載せるイメージでブレード一枚の深さをキープしたまま最後まで押切る。
  8. ブレードにボディーの慣性力を伝えきったところで、ブレードを離水しハンズアウェーする。

以上、極基本どおりのブレードワークであるが、これを辛抱強く12km最後まで続けることに注力した。
今日はSR20程度で漕いだが、エントリーからブレードに確りぶら下がり、ブレード一枚を確りキープしてゆくとブレードが殆どスリップしないので押している時間が長くなり、SR20でも結構心肺に負担が掛かった。
グロスタイムは58分を少し切った57分57秒だった。回すロスタイムを1回25秒、回すときのロス本数を4本として計算すると:

今日のところは、若干、風が吹く中でのこのレート・このタイムであり、まあまあと言ったところか? 来週も12kmTTを行う予定だが、コンディションが良ければ57分切りを狙って見ようと思う。