Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

レートと艇速の関係を求める上での仮定条件:

最近、1Xで12kmのDPS漕をやっている。SR15〜16で初回12.5m, 2回目12.7m、次の目標は13mとしている。DPS漕時のレートとDPSの関係は概ね安定している。この関係は当該クルーの技量、漕力、そしてオールの梃子比が決まれば、概ね一定した値になると仮定する。一方、レースは500m, 1000m, 2000mと距離に応じてレートとDPS値が変化することになる。例えばSR40に於けるDPS値を仮設定したとしよう。この時のレートとDPSの関係を2点間を通る直線の式として、DPS = a*SR + bと仮定する。するとa及びb値を求めることが出来る。即ち:

  1. DPS漕におけるレートとDPSの値を、SR=15, DPS=13.0mとする
  2. もう一方のレートとDPSの値を、SR=40, DPS=5.5mとする
  3. この時、a=-0.3, b=17.5となり、レートとDPSの関係はDPS=-0.3*SR+17.5となる。
  4. この算式を元に、レートを15〜40まで変化させて各レートに置けるDPS値と、艇の速度SR*DPS(m/分)、及び500mペース(500m/Vs)を算出する。(表計算で求める)これをグラフにしたものが下図の上段のグラフ。
  5. このグラフから当該ケースにおける艇速が最も速くなるレートを求めることが出来る。
  6. SR40におけるDPS仮想値を段階的に変化させて、艇速が最も速くなるレートと艇速の最適点を繋ぎ合わせると一つのラインが求まる。このラインがレートと艇速の最適関係であると仮定する。下図の下のグラフ上の青く太い破線がこの最適関係のライン。