Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ボートのリギング専用角度計について:

先ほども少し述べたが、艇やオールが水平に置かれていなくても角度を計測できる便利道具として、EmpacherやMartinoliの角度計が販売されている。1個4500円もする高価なモノだ。おやじもMartinoli製を1個持っており、ブレードピッチ計測に使っている。しかし、前述のオール架台があれば、水平調整用のボルトで容易に水平が出せるので、もはやこのリギング専用角度計は必要なく、普通にDIYショップで売っている市販アングルメーターさえあれば誰でも簡単にブレードピッチを計測できる。おやじの評価ではEmpacher製は製作誤差が大きく、またアルミの板金加工で出来ているので、扱いが乱暴だと容易に変形して要をなさなくなる。オール架台があり、水平な床等のインフラが整った艇庫の場合は、この計測精度に不安のある道具の常用は避けた方が良いと思う。(言い換えれば、インフラが整ったクラブにおいては、このボート専用角度計は、遠征時にだけ必要となる携帯道具と言えよう。)普段使っているEmpacher製の角度計があれば市販のアングルメーターと比較計測してその精度をチェックしてから使うべきだと思う。精度の悪いものは使わない方が良い。(酷いものは1度以上誤差があると思う)何れにせよ、正しく計測できるものについては、精密機械扱いして引き出しなどの安全な場所に移し変えることをお奨めする。くれぐれも他の工具と一緒に籠の中に投げ込むようなことをしないように。ぶつけたり落としたりしたら、一発でアルミ板がひん曲がってお釈迦になること間違いなし!!

以上