Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

酒抜きを兼ねエルゴ30分漕(エルゴ漕法の考察)

oyajisculler2005-12-20

今週も月曜と水曜に忘年会がある。今日はその合間。
昨日は晩くまで飲んでいたので、今日は酒抜きも兼ねて軽くエルゴの30分漕を実施した。

  • Drag factor: 126(ツマミ3.6)
  • SR:18〜20(Average 19)
  • ペース:Warm upも兼ねて2'08"から入り、中盤は2'04"程度で漕いだ。ラストは徐々にあげ、ラスト30秒のスパートは1'38"。全体平均2'03"9。
  • 漕破距離:7263m(ジョギングペースだとこの程度になる。)

いつもは半分トライアルのつもりで30分漕を行う。でも今回の様にジョギングペースで漕ぐのも良い。おやじの場合は自宅の書斎で漕げるので、いつでも特に何も準備せず、トレーニングすることが出来る。
ジョギングペースで漕ぎながら、キャッチからのドライブを①上体を固定して脚だけのドライブと、②脚と腰の両方を組み合わせたドライブを試してみた。

  1. 脚だけのドライブで前半を漕いだ場合:ドライブの始め、脚に負荷がかからないまま、シートが10cm程度スカッと抜けてしまう様な感じがある。この間は脚のドライブが空蹴りになってロスになる様だ。脚のドライブを終えた後のフィニッシュハーフは、上体スイングが主体となり、漕ぎの安定性、フィニッシュのコントロールという意味では良さそうな気がする。
  2. 脚のドライブと上体スイングを組み合わせたキャッチドライブ:これは脚の短いおやじのローイングスタイル。脚に確り負荷が掛かるまでは上体の起こしを使う。メリット:最もドライブ力のある脚をロス無く使えるというメリットがある。(脚の短い漕手が、脚のドライブにロスが無い様にするために、おやじが考え出した漕法)逆に言うと脚に負荷がかかっている時間が長いので、脚に大きな負担がかかる。おなじレートで漕いだときは、上記の脚だけでドライブする場合より、ペースを上げることが出来る。デメリット:エルゴの挙動を見ると、フィニッシュでエルゴが後方へすこしずつ動く傾向があり、フィニッシュ周りで上体のドライブ慣性力を全てハンドルに伝えきることが出来ずにリカバリーに入っている様だ。即ち、エルゴの場合はフィニッシュ周りのロスがあるということだ。(実際の乗艇の場合は、フィニッシュで多少上体のドライブ慣性力が残っていたとしても、上体の慣性力はフィニッシュ時にストレッチャーを介して100%艇に伝わるのでエルゴの様な問題はないと思う。この辺りがエルゴと実際の乗艇の違いと言える)
  3. 総合評価:上記の2点を見るにエルゴのロングを漕ぐときは、フィニッシュ周りのロスの大きい漕ぎは効果的でない。また、キャッチでのロスももったいない。

上記を勘案すると、エルゴで効率良く漕ぐには下記の様にすべきと言うことか?

  • キャッチでは脚に負荷がかかるまで、上体の起こしを少し使う。これで脚のロスを無くす。
  • 一度脚のドライブが掛かったら、上体のスイングは止めて積極的に脚をドライブする。
  • 脚のドライブを終えたら、繋がりよく上体のスイングを行い、フィニッシュへ。
  • 上体スイングを終える頃、繋がりよく腕引きを確り行い、上体のドライブ慣性力を100%ハンドルに伝える。これでフィニッシュ周りのロスを少なくする。

さて、エルゴ漕法に関する上記の理屈どおりに実践できるかどうかが問題。
以上