Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Work Heightの変更とエントリー直前の状態の姿勢:

右上の写真を見ると特にエントリー前にブレードがフライアップしている訳でもないのに、上体が下がり視線がやや下を向いている。客観的に見ると少しWork Heightが低すぎていたようだ。これを改善するため、Work Heightを1cm程度高くしてみた。調整後のWork HeightはB:19.0cm, S:17.5cmとした。オールと水面の成す角度が少し大きくなり、実質のオーバーラップが小さくなるので、リガーのスパンを1cm少なくした。本日のリギングはオール全長289cm, Inboard89cm, スパン161cm, オーバーラップ17cm
これで試漕したところ、ハンドル位置が高くなったが特に違和感はなく、キャッチ前に上体が下がらないのでスムーズにフォワード出来る様になった。しかし、ブレードが浮き気味で意識してブレードを押し込まぬとブレードが浮いてしまう感じがあった。これは工学的に言うと、ストローク中の肩からハンドルへ向かう力のベクトルが水平近くなり、ブレードを水中に押し込もうとする力が弱くなった分ブレードが浮きやすくなった結果であり、極自然なことである。