Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

おやじ艇の調子は上々:

これまで使用していた1X艇(A艇)と比べると、おやじ艇は圧倒的に漕ぎやすく、艇速も出ていると思う。おやじ艇と先々週まで使用していたA艇と比較整理し、何故漕ぎやすさ及び艇速に差が出るのかを考察してみたい。

  1. 船型:両艇共に同じメーカー(Sykes)であり、見た目の船型は似た様な形。詳しく比較していないが、おやじ艇(ピーター・アントニーモデル)の方が若干、細長いので直進性が良いようだ。
  2. バランス:おやじ艇は細いのでバランスが繊細であり、これに対処するためにストレッチャー及びシートを低めにして、バランスをとりやすくしている。一方、A艇の方はリガー固定用のリブが内側に張り出してシートに当たるので、シート下に2cmのスペーサーをつける対策をしている。これが原因でシートが高めになり、バランスが不安定になている模様。おやじ艇はリブが張り出さない様な工夫がしてあり、この問題がない。
  3. 船底の粗度:おやじ艇は10年以上前に購入したものだが、船底には目立つ傷は殆ど無い。一方、A艇はあちこちに塗装に傷があり、粗さが若干目立つ。これで抵抗が増えているが、実際、練習で体感できる程の差があるとも思えない。
  4. シートの滑り:おやじ艇のシートの滑りはVery Good。A艇のシートは修理したものの、ベアリングにガタ来ていたり、レールも少しデコボコしているので、シートの動きに若干、ゴロゴロ感がある。
  5. ストレッチャーの靴:A艇の靴はアディダス製の硬く小さめの靴であり、足が締め付けられる様な不快感あり。おやじ艇の靴は大きめで余裕があり、締めつけらる様なことは無い。
  6. オールのグリップ:マイオールにはマーティノリー製の太めのグリップを付けており、A艇で使用していたオールのグリップ(Concept製:少し細め)より、ハンドル操作がしやすい。世界選手権のビデオを見ると、Concept製のグリップを外しておやじオールについている一般的なグリップを付ける漕手が多い様に思われる。
  7. 細部のリギング調整:これは自艇と借艇の違いであり、自艇の方は隅々まで確り調整している。

全般論として、複数の漕手が乗り回した艇は種々ガタが来ているのと、マイボートで丁寧に扱っている艇との差が出ているものと推察する。後は、船型的に少し差があるのかも知れない。

本日は、この辺りで考察終了とする。