Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

新潟までのマイカードライブ:

赤城高原SAで休憩:
自宅を7:50頃、少し早めに出て、2時間少々で赤城高原SAに到着した。
赤城高原SAYは標高が高く、風が冷たく寒たいが、紅葉が綺麗だった。



黒崎PAで昼食:
新潟市内のICで高速を降りる前に、直前の黒崎PSで昼食休憩を取った。
さすが米所の越後平野信濃川に沿って、広大な水田地帯が広がっていた。
直前に雨が降った影響かもしれないが、信濃川も水量が半端ない!

新潟大学艇庫に到着:

13時20分頃、信濃川沿いの新潟大学艇庫に到着。途中で二回(合計60分程度)、休憩をとりながら来て、五時間半程度で到着した。平塚から、ネットで四時間半(距離366km)と、以外と近かった。

艇庫の敷地が広いので驚いた。後で菊池監督に聞いたところ、艇庫前の空き地は元々は学生寮があった場所で、寮を廃止した結果、広場が残ったとのことだった。(なるほど)

土手に沿った道路や土手を越え、艇庫から河川敷内に直接アクセスするための専用のスロープつきの渡り橋や、信濃川の護岸に固定船台迄あり、インフラは素晴らしく整っていた。
これが地方都市の国立大学の強みだろうか?驚いた。

但し、信濃川は水量が多く、流れが速いのが難点と言えそうだ。また、今の時期は漁師が鮭漁を行っているため、乗艇練習で使用出来る水域に制約があるとのこと。

 艇庫前の広場から見た新潟大学艇庫。
 艇庫の横には広めの駐車場あり。
 新潟大学艇庫と新潟の高校生が使用する艇庫の間に、信濃川河川敷へ渡る為の渡橋が整備されている。
 渡橋の上から見た信濃川の川面。
 同上。
 渡橋の上からみた新潟大学艇庫。食堂からは信濃川の水面が見える。
 専用の船台。鋼鉄製の大きなポンツーンで出来た船台で、水面と船台との段差は5cm程度と小さく、シングルスカルなどの小艇でも艇を殆ど傾ける事無く安全に離着岸出来る。(良く出来ている。但し、プレジャーボートなどの曳き波が船台の上に乗り上がる事があるので、船台の上にサンダルやオールを置くことはNG)

リギング講習会

明日乗艇するダブルスカル艇を事前にリギング調整する必要がある。
丁度良い機会なので、このリギング作業を新潟大学の部員と一緒に行いながら、リギング講習会を行った。

監督の菊池さんが14時過ぎに来られたので、夕方からのリギング講習会の準備をした。
オールのブレードピッチのチェック及びブレード角修正も行うので、オールのブレードピッチを計測する為の専用架台を準備。
偶々Concept2製の専用架台(Pitch Check)があった。ところが今使っているスカルオールはCroker製が殆ど。C2のPitch Checkでは、そのままではブレードピッチを計測出来ない。そこで角材を調達して木工でCrokerオール用の架台アタッチメントを急遽、製作した。
材料費は角材の数百円だが、木工用工具が殆ど無かったので工具も購入。(新潟市内にあるDIYショップで調達)
これらの工具と材料でCrokerオール用のアタッチメントを1時間程度で作製。

そうこうしている内に、新潟大学の選手が三々五々、艇庫に集まってきた。
そこで、翌朝使うダブルスカル艇を準備し、この艇のリギング作業を介して、学生向けにリギング講習会を行った。
最後に、現在使用しているスカルオールのブレードピッチ計測。案の定、ブレードピッチが狂っているオールが多数あり、スリーブを削って修正した。
このリギング講習会は、確り説明しながら行った為、3時間程度かかった。

リギング講習会の様子:
 木工で製作したCrokerオール用のアタッチメント。
 リギング講習会の様子。
 今回、借艇した艇はFilippiのF13型ペア・ダブルスカル兼用艇(OBの個人所有の艇とのこと)
 リギングしやすいように自宅から桑野製の高精度パラレルスティックを持参し使用した。
 スカルリガーを取付け、ハイト調整やスパン調整の要領を解説し、実際に学生諸君にも作業して貰った。
 艇のリギング作業を終えた後、最後にオールのブレードピッチチェック及び角度が狂っていたオールはスリーブを削って0度になるように調整した。
 新潟大学ではスリーブ切削用の工具を持っていなかったので、持参したノコギリヤスリを使用して切削。学生諸君にも切削作業を行って貰った。
 

リギング講習会を終えた後、新潟大学の皆さんと夕食を頂いた。
夕食後は新潟大学の乗艇動画を見ながら、ビデオセッション。
床にいたのは24時をまわっていた。

以上