Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

1X夜間乗艇:500m*4発

oyajisculler2006-04-19

5月上旬の戸田レガッタに向けて、今日の夜間乗艇はレースペースでの500m*4発を実施した。今日はゲートが開いており、2000mコースで気持ち良く練習できた。

  1. 1発目:静止スタートからコンスタントへ。レートは暗くて読めないが、SR30程度か?
  2. 2発目:ランニングからコンスタント。1Xでのレースペースは久々なのでSR30以上をキープするのは苦しい。無理やりレートを上げたら腹筋が痛くなった。
  3. 3発目:ランニングからコンスタント。FWDリラックスに努めた。
  4. 4発目:ランニングから入り、ラスト150mをスパート。

後半2セットはFWDでリラックスする様に工夫した。1Xはバランス不安定で、なかなかFWDでリラックスできない。今日の練習で確認した点は以下の通り。

  • キャッチからのドライブはレッグ先行とする。この方がキャッチハーフで上体に無駄な力が入らない。
  • フィニッシュは押し切ると同時に素早くハンズアウェーし、素早く上体前傾姿勢をとる。
  • 上体前傾姿勢が出来れば、ストレッチャーに体重が乗り、フォワード中のバランスが安定する。
  • フォワード中にブレードを水面ギリギリに低くすると、水面を叩きやすい。逆に思い切ってハンドルを下げ、多少ローリングしてもブレードで叩かない高さで返した方がFWDが安定しやすいし、上体がリラックスできる。

次回の1X乗艇では上記の点を留意して最初からリラックスして漕ぎたい。

後輩学生漕手をエルゴ指南:

1X乗艇練習を終えて揚艇すると学生2名がエルゴトレーニングをしていた。一人は3年のT田君。以前、エルゴ講習会で見た時に、体の使い方が適当でなく、ギクシャクしていたところが気になっていた。スムーズ且つリズム良く漕ぐためにアドバイスした。その結果、だいぶ効率的なフォームでスムーズに漕げる様になってきた。指南したポイントは下記:

  1. ハンドルを引く高さが低過ぎるためフィニッシュレンジが短く、バックスイングしても体重がガクッと落ちてしまうだけで、ハンドルに体重が乗っていなかった。これを改善するためにハンドルの高さを、フィニッシュでハンドルがミゾオチの少し上に来る高さに上げた。この結果、フィニッシュレンジが伸びて最後までハンドルに体重が乗る様になった。(フィニッシュで体重が落ちる問題が無くなり効率良く押せる様になった)
  2. フィニッシュ周りでハンズアウェーへの切り替えしを丸くスムーズに動かし、スライドを出す前に状態をキャッチの姿勢でセットする。フォワード終盤はシートスライドのみとし、ギャザーしながら前に出て脚でキャッチする。(キャッチ前にチョコっと突っ込むのは間違い)
  3. 漕いでいる最中、ドライブ中からフォワードまでの間、ハンドルを滑らかに動かし、ハンドルやチェーンがバタバタ振動しないように漕ぐ。
  4. フィニッシュでボディースイングして上体を後傾させるが、背を少し丸くして上体上部を起こし(猫背のような感じ)胸から上を立てる様にして水平に強く引ききる。こうした方がブレードワークををコントロールしやすい。
  5. フィニッシュ周りのハンドルコントロールが、ローイング全体のリズムやブレードワークの巧拙に決めてしまうと言っても過言ではない。上級者と未熟な漕手の技術上の差が大きくでるところでもある。このフィニッシュ周りを改善するには、腕漕ぎからローイングを組み立てる練習をすると良い。(腕漕ぎ→上体漕ぎ→フィニッシュクォーター→フィニッシュハーフ→フルレンジ)

帰り際に見た時は、結構格好よく漕いでいたので、今日教えたポイントを忘れずに今後取り組んで欲しい。
以上