Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ストレッチャー位置の変更:

5月12日のログに強豪エイトクルーのリギング調査結果を纏めたが、今回の乗艇で早速、NTTや明治安田生命のストレッチャー位置を試して見た。彼らのストレッチャー位置は身長182〜183cmでPTHが36cm程度に設定されている。これは身長180cmに換算すると35cmとなる。これをおやじのヒールディスタンス(PTH)換算式にすると下記の通りとなる。
d=35cm + (身長-180cm)/2
この算式におやじの身長174cmを入れると、d=32cmとなる。右上の写真は身長182cmの漕手がd=36cmに設定したもの。LBRCが現在使用しているVespoli艇は、身長190cm以上の米国漕手が乗っても良いように設定されているものであり、身長182cmの選手がこんなにスターン寄りに設定して良いのかな?という気はしたが、先ずはトライしてみる事にした。

漕いで見た:

2週間ぶりのエイト乗艇であり、前回と比べてどうかというのが余り比較できないが、フィニッシュ角が浅いという以外は、特筆する程の変化は感じられなかった。強いて言えば、:

  1. フィニッシュ角が浅くなり、オールのヤジロベーのスパンが伸びたためか、バランスが安定した。
  2. ハンドルのグリップエンドが引き切りやすい位置にあるので、フィニッシュを強く押しやすい様な気がした。
  3. キャッチ角が過大になると横を押すだけになるので、キャッチで前のレンジを無理に稼がない様にしたこともあるが、フィニッシュ角が小さい分、水中のレンジが短くなった感あり。(即ち、レートを上げやすいということ)

乗艇中におやじの整調シートでキャッチ位置及びフィニッシュをガンネルにマーキングして揚艇後、角度を計測してみた。結果はキャッチ角50度、フィニッシュ角が30度であった。リギングの文献には、キャッチ角55度、フィニッシュ角35度が国際大会のエリート漕手の標準と書いてあったのでキャッチ、フィニッシュ共5度小さい振り角ということになる。変更前の角度は計測していなかったが、恐らく、キャッチ45度、フィニッシュ35度程度で漕いでいたと思う。(フィニッシュ35度は何度か引ききれる角度ではあるが、若干水を横方向に押している感じがあった)

練習内容:

昨年12月の2000mレースでの練習メニューと基本的に同じ。秋が瀬の往路はライトパドルSR22程度での2分漕のセットで上り、下りはパドルと静止スタートの練習を実施。今日は北西の風が吹いていたので、下りでは順風で水中が軽かった。本番メニューは2000mの代わりにパドル7分漕を実施した。今はウェイクボートが笹目と戸田橋の間で波を立てまくるので、青船台付近から7分漕を実施した。静止から入りハイピッチ37、最初の1分のレートは32で3分過ぎまでこのレートをキープした。残り2分で30.5まで落ちたが、最後1分で徐々にあげ、ラストは35まで上げた。順風ということはあったが、今回のストレッチャー位置変更でレートは上がりやすくなった模様。一方で泡空きは非常に小さかったので艇速は出ていないということか。。。。。
まあ、平均年齢46歳のおやじエイトであり、気持ち良く漕げればそれで良しとしよう。
今回の2000m本番では何とかSR34をキープし、7分を切るのが目標。
以上