Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2Xで久々の夜間乗艇

oyajisculler2005-02-23

お花見レガッタ2Xクルーの練習として、久々に平日夜間の乗艇練習を実施した。三菱艇庫から出艇するつもりで三菱艇庫に行くと、何と玄関が閉まっている。良く見ると、火曜日、水曜日は休館日と書かれている。どうするかなと一考。折角戸田まで来たのだからと、急遽、T大艇庫に行き、LBRCの2X(烏騅)で出艇することにした。
今日は、午前中に春一番の強風が吹き荒れたが、夕刻以降はスッカリ風も収まり、最高のコンディションの中、殆ど我々2X艇のポンド貸切状態で練習できた。

おやじが整備した2X艇(烏騅)に初めて乗る:

8月中旬にデッキをFRP修理した2X艇(烏騅)は、整備後におやじは一度も乗ったことがなく、今回が初めての乗艇であった。(右上の写真は8月に整備した時に撮ったもの)リギングはLBRCの標準リギングに設定しているので、問題なく漕げるとは思っていたが、始めて乗る艇はいつもやや不安がある。さて、ストレッチャー位置のみ調整して、乗って見ると、殆ど違和感なく漕ぐことが出来た。練習艇としては、全く申し分ないことが確認でき、今日は逆に良い機会となった。以下、気付き事項:

  1. ストレッチャー位置:おやじはHeel Distance(d)を通常27〜28cm程度にセットしているが、この艇はストレッチャー取付レールがスターン寄りに付いており、一番手前にセットしてもd値が29cm程度になってしまう。今日は已む無くこれで漕いだが、フィニッシュで親指が胸に当たってシャツに擦れて皮が剥け、若干出血した。次回乗る前にストレッチャー固定レール(キールに取り付けたレール)を5cm程度Bow寄りに付け直す予定。少なくとも、d値が27cm程度まで調整できる様にしたい。
  2. 左右のワークハイト差:LBRCの標準リギングとして左右のハイト差を20mmとしている。おやじはこれで問題なく漕げるが、スカルに慣れていない者が漕ぐと、20mmでは、ハンドル交差時に左右のグリップを、どうしても上下に大きめに離してしまう様であり、フォワード中にS-sideに傾く傾向がある。先日のログにも書いたが、2X以上のチームボートでは左右のハイト差は25mm程度取った方が良い模様。これも次回乗艇時にS-side側を5mm下げ、左右ハイト差を25mmとしたい。
  3. バックステーの有無:烏騅は何故か、Bowのリガーにはバックステーが付いていない。若干、強度的に不安があるが、今日、おやじがBowを漕いだ感じでは、ポンド4周のSteady Stateの水中強度であれば、バックステー無しでも特段問題ないことが確認できた。LBRCの練習で使う分には、当面このままで問題な指そう。

2X乗艇練習:

今日は、次の様な練習を実施。急遽、乗る艇を変えざるを得なかった割には、概ね良い練習が出来たと思う。

  1. 出艇前にエルゴ(Model-D)を使ってForceカーブのチェックをした。おやじは何本漕いでも綺麗なカーブになるのだが、相棒Sさんは毎回カーブの形が微妙に変化する。それと立ち上がりが若干遅れて、山のピークがおやじのカーブより遅れる傾向にある。また、ピークが高い割に山の形が痩せて尖り気味である。(面積が同じなら凸凹の無い滑らかなカーブが良い)何本か漕いでいる内に、良い形のカーブも出せた。今後はエルゴで良い形のカーブとなった時の体の使い方を覚え、毎回、無意識で綺麗で効率的なカーブが出せる様に練習してもらおうと思う。
  2. さて、出艇。今日は予定通り、1500mコースを途中休まず、4周=12km連続で漕いだ。ストロークコーチをつけていなかったのでレートは不明だが、SR22位か?タイムを計測しようと思っていたが、暗くて時計が良く見えず良く分からなかった。感覚的には58分程度かと言ったところ。
  3. バランスとブレードワークさえ、ある程度キープできれば、体力トレーニングも兼ね、SRを高めにキープして追い込んで行くつもりであったが、今日は初回でもあり、思い切って追い込み切るところまでには至らなかった。
  4. 今のところ、Sさんの技術指南を重視し、おやじはBowを漕いでいるが、今日の2X乗艇での水中強度、SR、リズムを見るとやや追い込み方が不足気味な気がする。Sさんの漕技が概ね満足できる水準に達する頃を見計らって、シートを入れ替え、おやじの整調で一度漕いで見ようと思う。(艇速に差が無ければ、レース時はおやじが指揮を取った方が良いので、現状通りおやじがBowに乗る。)何れがベストのシート配置であるかを確かめた上で試合に臨む予定。

以上