おやじの所属するLBRCは、T大が以前購入し、使わなくなったConcept2社の旧式のアジャスタブルハンドル式のSweep Oarを使用している。詳しくは6月5日のログに記載されているので、こちらを参照されたい。
さて、このC2社のアジャスタブルハンドル、使っている内に気付いたのだが、ハンドル付け根のスリーブとカーボンシャフト内径に隙間があり、漕いでいるとハンドルがガタついて、酷いときにはハンドルがすっぽ抜けることがある。対策として、右上の絵に示す通り、ハンドル付け根のスリーブが当たる部分にテープを巻きつける対策を施した。本件、説明するほどのものではないが、念のため、具体的な調整方法を記載する。
先ずAdjustable Handleを抜き取る:
プラスドライバーを使って、固定ネジ2個を2〜3mm程度緩める。浮き上がったネジをドライバーの握り部で叩いて押し込むと、ハンドルを内部の固定部分が内側に外れてハンドルが容易に抜ける。
スリーブを外す前にマジック等でマーキングする:
右上の挿絵に示す通り、ハンドル固定部にはスリーブが2個付いている。これを外す前にスリーブがどの位置に付いていたかをマジックインク等でマーキングしておく。(挿絵の赤く書いた線がマーキングを示す)
スリーブを外してテープで増厚する:
マーキング後、スリーブを外し、増厚のためにテープを巻きつける。テープはビニールテープでは柔らか過ぎるので、荷造り用の透明テープが強度が高く、且つ薄くて微妙な厚み調整が出来るので良いと思う。(値段も廉い)巻きつける位置はスリーブの内側で、前述のマーキング位置(挿絵の赤い線)を少しはみ出す位置に巻きつけると良い。適当に増厚したらスリーブを付けて、シャフトに挿入して固定具合をチェックする。挿入するのに少し力を加える必要がある程度まで増厚したらOK。後はネジを締め付けて調整完了。
尚、このC2 Sweep Oar アジャスタブルハンドルのガタツキ問題、C2社も問題を認識した様であり、2004年以降のSweep Oarについては、これまでのAdustable方式を止め、アウトサイドハンドル部のみを伸縮させる方式に変更している。