準決勝は緩めの順風の吹くコンデョション。
N田は、敗復で全体トップタイムを出したので、準決勝では予選4番目(H田)と5番目(N野)との組み合わせに入った。
N野はリオ五輪代表選手。予選でも当たったが、勝つのは困難。
一方のH田の方は、然程、速いスカラーではないので、H田を食う事を狙った。
H田は1Qから飛ばしたが、2Qでその疲れが見えた。N田は2Qで差を詰め、1000m通過時には2/3Lまで迫った。
その後もグングン差を詰め、一時横並び近くまで行ったが、相手がそこで足蹴りを入れ、再び半艇身まで離された。
そこでもう一回アタックを掛けたいところだったが、1レーン側に寄り過ぎてブイを叩き、1L差に戻ってしまった。
4Qに入り、H田が息を吹き返し艇速を上げた。
N田もレートを上げたが、この辺りでスタミナ切れして漕ぎが乱れシートが出なくなった。
後はジリジリ離されて結局3位。
しかしながら中盤の追い上げは良かった。ラストでよれよれになりながら出した7'42"もまずまず。
但し、今後改善すべき課題は以下の通り:
- レーンのセンターを漕ぎ続けるため、レース中は真っ直ぐ前を見て、ランドマークを見続けて真っ直ぐ進める。日頃の荒川ので乗艇でも橋桁など、陸上の定点を見続けて真っ直ぐ進めるテクニックを身に付けよう。
- レースの後半、疲れてきたときでも漕ぎを乱さない。(シートレンジを切らない)
- もっと体力を付ける。
M1X新田 準決勝
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=3_tNkpO721g
今大会の準決勝に進出した大学スカラーは以下の通り:
- 柘植 実 (富山国際大学A) 07:37.5
- 中村 智哉 (明治大学)07:37.6
- 日田 駿 (日本体育大学B)07:37.8
- 藤井 健人 (東京工業大学)07:40.5
- 新田 涼介 (東京大学)07:42.4
- 濱谷 奎介 (筑波大学A)07:43.5
- 入谷 玲音 (日本大学B)07:46.5
- 高瀬 悠人 (日本大学A)07:54.6
- 村口 恵太 (東海大学)08:09.9
新田は5番目のタイム。
上記の課題を克服し、パフォーマンスを上げれば、インカレシングルスカルの決勝でメダルを獲得する事は十分に可能。
インカレメダルは軽い順風が吹くコンディションなら7'25"切り辺りがボーダーラインだろう。欲を出して確り艇速を伸ばそう。