早朝のポンド乗艇 - Oyajisculler's blog

M治大学のクルーが出艇していたので、以下の通り、東大クルーと漕ぎの違いを見比べる事ができた。

M大のフォアクルーは、キャッチでのブレード一枚エントリーの素早さ、そして一枚入ってからのブレードの効き、即ちキャッチからのドライブが確りして、キャッチ周りの有効レンジが良かった。これに対して、東大クルーは、フォワード中のエントリー準備が不十分且つ遅く、エントリーが戻ると同時に、ブレード一枚入ってからの効きが遅い。これを改善するには、もっとバランス安定性を改善し、フォワード中のキャッチ準備を精度よく且つ早めに行い、キャッチから確りドライブしてブレードを効かせよう。キャッチの効きに関してはS本興太郎はなかなか良く出来ている。
フォワード中のバランスとハイフェザー：N大のシングルスカルは皆、フォワード中にバランスを確り取って、返しが高い。そしてドライブはシンコビッチ兄弟の様にフィニッシュハーフで確りボディースイングして艇を加速させている。
東大女子スカルは、フィニッシュ押し切り時にブレードが浮いてきて、wash out気味で、ブレードがスリップしてレンジをロスしている。これに対してM治の女子スカルは、フィニッシュ押し切りまでブレード一枚キープし、押し切ってから脱力してタップダウンし、クリーンにリリースしている。

以下、各艇の動画とコメント：

凌雲
漸く本来のクルーで乗艇。気になったのは、上記のキャッチの有効レンジ不足とキャッチの効き。
フォワードでのバランスを安定させ、キャッチをよく狙ってサイクルを改善しよう。

6km漕：Ave.2'07.1/500m, SR17.3, 2000mSS換算8'00.1, η：64.3%

https://www.youtube.com/watch?v=jfL7ivOLQOU

柏葉
バウ：S本のキャッチの効きは良いが他の3人は、キャッチの掴みと効きがやや遅い。
キャッチの準備を早めにして、キャッチの効きを改善しよう。

6km漕：Ave.2'04.5/500m, SR18.7, 2000mSS換算7'50.4, η：67.9%

https://www.youtube.com/watch?v=4A34AeK-H4I

飛鷹
体格の大きなO翔がバウに乗っているので、本来であれば、B-sideが勝ってサイド負けが生じる筈だが、さほど問題にはならなっか模様。
要するにバウ：O翔の有効レンジが短かった事が原因。
https://www.youtube.com/watch?v=5ciNhj77cIo

荒鷲
レンジが長いので、エルゴスコアが良くない割に、まずまずの艇速が出ている。
改善したいのは、（１）整調：H部のフィニッシュハーフでのハンドル軌道が下がり、ブレードが浅くなる事。フィニッシュで艇を加速するためにもフィニッシュまでブレード一枚水平にドライブしよう。（２）バウ：A石のキャッチが戻って入り、効きが遅れる事。