Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

EM:荒川でB1/B2乗艇

1年間の中で、1月下旬が最も寒い時期となる。
週末という事もあり、朝5時半から荒川に出艇しているのは東大だけだった。
このため、7時頃までは、東大クルーだけが荒川を独占的に使用できた。

水温は、大曲:7℃、笹目橋より下流は10℃と、ポンド水温:4℃より大分高め。気温は-1℃。空気が乾燥しているため、体感気温はかなり低めに感じた。
他艇の曳波が無いなど、水面のコンディションも良いため、荒川で漕ぐとポンドで漕ぐより良い艇速が出る。

さて、
昨日のポン2ランで、F間が股関節を痛め、漕げなくなったので、凌雲の#3番はH比谷が代漕した。
F間とH比谷では漕力差が大きく、凌雲は並べで劣性。いつもの艇速が出せなかった。

柏葉はコックスも含めて5名中、4名が新4年生のクルーだけあって、6km漕の1本目は序盤からリードしていた。

飛雲は、柏葉に比べると、有効レンジが短い。特にフィニッシュハーフでブレードが浮いてスリップして有効レンジをロスしている。フィニッシュハーフもブレード一枚水平にドライブしよう。

凌雲の整調:Y本は、アウトハンドのハンドル軌道コントロールが上手く出来ていないため、フィニッシュのブレードリリース時のクリアランスが不足。また、インハンドで勢いよくフェザーするため、ブレードのフェザーが返り過ぎ、2番の泡を引っ掛けると腹切りするミスが散見される。
フェザーは、過ぎたるは及ばざるが如し、アウトハンドのハンドル軌道コントロールを確り行い、リリース時のフェザーターンは必要最小限の動きで行おう。

キャッチレンジは、以下に記すようにして確り有効レンジを伸ばそう。

  1. シートを大きく前に出す事。
  2. キャッチ姿勢は、骨盤からインサイド方向へ回し、更に肩を回す。
  3. アウトハンドの肩を腕と一体にして前に良く伸ばして遠くでエントリーする。こうする事により、肩も腕の一部として使う事が出来、レンジが伸びる。
  4. まず、ハンドルを斜め上に振り上げて、ブレードを放り込む様にしてエントリー。ブレード一枚入った瞬間にレッグドライブしてキャッチから確り艇を加速する。

<写真>
 6時22分。6km漕(SR18):1本目中盤。序盤で腹切りして遅れた凌雲。笹目橋通過手前。
 6時52分。6km漕(SR20):2本目(1500m の定点2往復)手前は柏葉。
 6時56分。丁度日の出の頃。Jr1XのT中とM田の並べ。往路は常にT中がリードしていた。
 6時58分。6km漕2本目の復路。艇速の劣る凌雲(F間の代わりにH比谷が代漕)を先に出し、追う柏葉と飛雲。
 6時59分。ビルの屋上から顔を出した太陽。
 7時04分。T中(手前)とM田(奥)の並べ。M田は、復路では良い艇速を出していた。
 7時08分。6km漕2本目の2周目。
 同上。
 7時14分。6km漕2本目のラスト。
 7時17分。ノーフェザー中の女子1X
<動画>

M1X
I崎は、リハビリが続いていたが、今朝は久々に荒川出艇。
T中とM田はいつもの通り、2杯で並べ。
このところ、T中の艇速が上がってきた。
二人とも、漕技は良くなっているものの、体幹の筋力が十分でないため、フィニッシュハーフでのボディースイングにパワフルさが足りない、C2など陸トレで体幹を強化してもっと漕力をのばそう。

  • T中の6km漕 x 2:Ave.2'22.1/500m, SR19.3, 2000mSS換算:8'44.7, η74.5%。Good!
  • M田はSpeedCaoch不具合で艇速データ無し。

https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=kivfuRGEEvU
https://www.youtube.com/watch?v=-4EsJy42B3A&edit=vd

M2- 荒鷲
H部、A石共に手足が長く、長いレンジでユッタリ漕げている点が良い。
このところ、艇速が伸びてきて、今日の6km漕2本目の平均は2'04.9/500m, SR21.2と、なかなか良い艇速が出せていた。
フィニッシュハーフでのボディースイング&腕引きをもっと強化出来れば、更に良い艇速が出せる。頑張ろう。

  • 6km漕 x 2:Ave.2'07.6/500m, SR19.9, 2000mSS換算:7'51.4, η86.3%。効率に関しては、東大全クルーの中で最も良い。Very Good!

https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=5VkQEcCoswk
https://www.youtube.com/watch?v=LlRTpy21qmw&edit=vd

M4+ 柏葉→凌雲→飛雲
凌雲は急な代漕(福間→日比谷)で、今日は1艇だけ遅れを取っていた。
柏葉は上級生主体のクルー編成ということもあり、今朝は良い艇速が出ていた。
以下、3艇の6km x 2の艇速:

  • 柏葉の6km漕 x 2:Ave.2'00.3/500m, SR19.3, 2000mSS換算:7'24.7, η79.2%。
  • 飛雲の6km漕 x 2:Ave.2'00.7/500m, SR19.6, 2000mSS換算:7'26.1, η78.6%。
  • 凌雲の6km漕 x 2:Ave.2'05.7/500m, SR19.1, 2000mSS換算:7'44.5, η72.1%。

https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=LHOVaG2UfWU
https://www.youtube.com/watch?v=wZMQDPslSGA&edit=vd


W1X
女子は、6km漕の1本目:SR18、2本目:NF-UTとしていた。
女子は体幹や腕の筋力が十分でない事に起因するのかもしれないが、相変わらず、フィニッシュハーフでの押し切りでブレードが浅くなり、ブレードがスリップして有効レンジが短くなる漕ぎが、なかなか改善出来ない。
クロアチアM2X:シンコビッチ兄弟の漕ぎを良く見て、フィニッシュハーフで加速する漕ぎを身に着けよう。

  • 江澤の6km漕 x 2:Ave.2'34.2/500m, SR18.9, 2000mSS換算:9'29.3, η75.5%。
  • 神林の6km漕 x 2:Ave.2'35.7/500m, SR18.4, 2000mSS換算:9'34.8, η69.4%。

https://www.youtube.com/watch?v=sOrenmpD2D4&edit=vd
https://www.youtube.com/watch?v=LmixJQx4uI0&edit=vd