Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

M8+ 無限の反省:

この大会の教訓を以下の通り箇条書きする。

  1. 前半の1000mの艇速に関しては、予選、順位決定の結果を見るに、H橋、S台大、T北大とほぼ横並びであり、貧弱なエルゴスコア(75kg換算で6'41.8)にしては、まずまずの出来だった。
  2. 敗復では、序盤で一橋に1Lリードされたものの、その後の1500mはほぼイーブンペースで漕げた事は良かった。今回の軽量級クルーの最大の狙いだった有効レンジ拡大とリズム改善による高速巡航は、荒川での2000mTTの時の様にある程度達成できた。
  3. 予選及び順位決定戦では、前半良かったものの3Qからフィニッシュ突き離しが甘くなり、有効レンジが切れて失速するパターンが出てしまった。これは日頃の練習で、苦しくなるとフィニッシュ押し切りが甘くなり有効レンジを切ってしまう様なことをやっているためにレースで露見してしまうもの。日頃の練習で有効レンジを絶対に切らない取り組みをしていれば、このような事は生じない筈。
  4. 本番レースで使う可能性のある戦術は、日頃の練習で予習しておくことが必要。競技経験が浅く、経験不足の東大クルーはブッツケ本番的な荒業は出来ないし、やってはならない。
  5. 今回の軽量級は4レースともに逆風だった。エルゴスコアの低い今回の無限クルーにとっては厳しい条件ではあったが、やはり、普段の練習から逆風でも全力出し切れるようにしておく必要があった。超順風、逆風、ラフコン、横風などあらゆる環境の中で力を出し切れる様に練習しておく必要あり。そのためには日頃から並漕形式で練習しておく必要あり。

以上の通り、今大会は、東商戦後、3週間+αという短期間での準備ではあったが、日頃の練習で培った力は出し切れたと考える。特にエルゴで7分カツカツ切るレベルの非力な漕手2名を載せたクルーでここまで戦えたという事は、東大の現在の取り組みを続ければ、インカレまでに決勝で戦える実力に届く事が可能であるという自信に繋がった。
今後は、今回の反省点を踏まえて、日頃の乗艇で常にMaxの有効レンジで漕ぎ続けること、並びに、逆風も含めたあらゆるコンディションの中で並漕練習する事を続けよう。
今年度、インカレエイトで上位に入ってきそうな大学名を、現時点での強い順に列記すると:
N大、S台大、C大、K応、W大、H橋、T北、東大、M大(*)、K大、TK大、H大となる。(M治はインカレの小艇での優勝狙いであり、エイトには例年下級生を出してくる)
以上より、東大は8番目辺り。このままでは決勝に届かない。
今後、エイト並漕による強度の高い練習を続け、決勝進出、メダル獲得を成し遂げよう。
戸田に居るC大、K応、W大、H橋を常時圧倒できるようになれば、自ずとメダルに手が届く。

<今回の軽量級4レースの記録>

以上