Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

東大#1の漕ぎ:

毎日練習で見ている漕ぎだが、他校と並べながら比較する事で、両クルーの漕ぎの差が明らかとなり、改善すべき課題も明らかになった。
まず、K大のドライブが強かったこともあるが、常に東大の方がレートが一枚高かった。(29, 31, 33) もっと大きく漕いでフィニッシュまでブレード一枚キープし有効レンジを長くすればレートを上げずとも、もっと良い艇速が出せる。フィニッシュハーフでの一枚キープの精度とドライブの加速感を改善すべき。
今回、K大に勝ったのは、静止スタートからの入りの高レートでの飛び出しと、ゴール手前のドライブスパートによるもの。即ち、中盤での艇速はK大とあまり差が無かった。今後レースで勝ち抜くためには中盤での高速巡航のレベルを高める必要がある。
脚・腰・腕の3段シリーズドライブをもっと徹底し、キャッチハーフでの素早くダイナミックなレッグドライブ、フィニッシュハーフのボディースイングによる押し切り感を改善する必要あり。
K大に比べるとリカバリーで返しが低めでブレードクリアランスが小さい。今日の様に水面がフラットなら問題ないが、チャプチャプした水面では返しが低いと、ブレードで水面を擦ってリズムを崩すのでハイフェザーを徹底する必要あり。
また、後ろから見ていると、かなり蛇行していた。コックスは遠くに目標を置いて極力直進するようにラダーワークを改善する必要あり。(川での並べなので、K大の針路を攪乱するためにワザと舵を切ったのかもしれないが。。。)
良かった点としては、1本目は余り差が開かなかったが、2本目以降徐々に差を付け、ラスト1本は大きく水を開けて勝ったこと。即ち、冬場のトレーニングの成果が出てスタミナ、粘りがついて来た。
以下は、#1エイト天寵の1500m 6発の艇速データ。
6本平均の艇速は1'36"4/500m, SR31.3。一発換算距離:5063m (=1500m * (1+5*0.475)) として、効率102.8%。2000m SS換算タイムは6'08"。(夏場水温(27℃換算で6'01"))