Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

一流ウェイトリフター:

樹脂製ディスクの話をしたので、もう一つウェイトトレーニングに関する情報。
東大では現在、ウェイトトレーニングはバーベルを使ったフリーウェイトによるトレーニングを行っている。
特に重視しているのが、デッドリフトとスクワット。
両者共に脚、腰、体幹の大きな筋群の強化を図る目的で実施している。
正しくトレーニングを行う上で、最も重要なのがウェイトを下した位置から拳上スタートする姿勢で、骨盤を前傾させ、背骨の下部を(反らせて)骨盤と一体化させること。
幼児期にトイレが和式だった我々世代は、普段の生活でこの姿勢を取っていたので難しくも何とも無いが、幼児期から洋式トイレを使っている今の若者には、骨盤を前傾させる事がなかなか難しい模様。まあ、教えれば出来る者が過半数ではあるが、中には体幹の筋群が弱く、骨盤を前傾させる事が出来ずにデッドリフトをすると骨盤の直ぐ上の背骨が丸く曲がってしまう者がいる。
以下の様なゴリラの背中の写真などを見せながら、骨盤を前傾させて骨盤と背骨を一体とする姿勢を指導している。

さて、昨日の対校選手のブログでBoys be Gorillaという記事があった。リオ五輪出場を決めた女子ウェイトリフターの三宅選手の写真がアップされていた。同じく女子ウエィトリフターの八木選手(美人選手として有名)のことも書かれていたが、写真が掲載されていなかったので、ここで紹介したい。
八木選手は3年前、20歳の時にロンドン五輪に出場し、12位だった。
 こういう選手
 実力もさることながら、アイドル系のかわいい顔をしている。
さて、本題。かわいい顔で重たい重量を挙げられる訳ではない、物凄く鍛え抜かれた足腰と背筋の土台が無ければ重たいバーベルは挙げられない。
当然の事ながらウェイトリフターがウェイトを脚・腰を使って拳上する際には骨盤を前傾させ、骨盤と背骨を一体としてウェイトを跳ね上げる姿勢が必要となる。
ウエィトリフターの拳上動画や写真は正面ばかり撮影して、肝心要の背中側から撮った映像があまりない。
ネットで検索してみたところ、八木選手の練習風景を背後から撮影した写真があったので、ここで紹介したい。
これ:

正に圧巻。
鍛え抜かれ、良く発達した大臀筋ハムストリングス(腿の裏側の筋肉)。
やはりオリンピックに出るウェイトリフターの筋肉は常人のそれとは比べ物にならない。

東大のボート選手はここまで筋肉を発達させろとは言わぬが、男子選手は、少なくとも体重53kgの女子選手(八木選手)のジャーク拳上重量:110kg程度はハイクリーンで挙げられる様になろう。

まずは、今回購入した樹脂製ディスクを使ってフォーム改善に努めよう。

以上