Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

EM: ポンド乗艇:

今朝は週1回のポンド乗艇。
1500mコースのポンドを2周して、6000mTTを行い、この間に2000m〜1000m間の1000mを4回計測してSpeedCoachの艇速データと照らし合わせ、CAL値補正を行うもの。

2000mと1000mに各々、2名(INとOUTの計測担当)、合計4名を配員して計測している。
今回は4回目であり、トランシーバーで互いに連絡を取りながら、取りこぼしなく確実に計測出来ている。

シングルスカルは、新三年:3名、新二年:4名の合計7名で実施。
先週のHoAシミュレーションの結果から、艇の割り付けを見直し、HoAレースに向けて本腰を入れつつある。
この7名の中で最も良い艇速を出しているのがN田。今朝の6000mTTでもただ一人2'10"/500mを切る艇速(2'08"/500m, 効率85%)を出していた。それに続くのがO本とH谷川で、2'15"(効率75%前後)

付きフォア3杯の方は、概ね横並びだが、凌雲が若干劣後になっている。

さて、ポンドなので、他の大学のクルー(概ねスカルと無しペアがメイン)の漕ぎと東大クルーの漕ぎを見比べる事ができる。
その中で以下の点に関して目についた。
<W大クルー>
何れのクルーもフィニシュに向けて加速すること、そしてフォワードでブレードを高めに返し水面を擦らずにバランスを取りながら前に出る。この2点に関してフォーカスしていることが見えた。何れも現在、東大で取り組み中のポイントだが、現時点ではW大クルーの方が上を行っている。東大も早期に追いつこう。
<N大クルー>
N大も加速ドライブとなっているが、フォワードでリラックスしながら滑らかに漕ぐ事を狙っている模様。特に関心するのは、N大クルーのバランス安定性の良さ。踵で艇のバランスを安定させる事が徹底出来ている。

以上を踏まえた上で、今朝、食堂のホワイトボードに、乗艇のフォーカスポイントを箇条書きした。(巻頭の写真)
以下、フォーカスポイント6項目:

  1. 加速ドライブ:脚→腰→腕の順番でドライブする。
  2. ハイフェザー:ブレード離水後は、ブレードと水面の縁を切る。
  3. 踵でバランスを取る。
  4. Sit Tall:フィニッシュでブレード一枚強く押し切る上体姿勢を取る。体を支え、ブレードで艇を支える。
  5. 手でエントリー、脚でキャッチする。
  6. 骨盤と背中を一体として、ボディースイングする。