Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

付きペア

ビデオを見れば一目瞭然だが、このクルーの課題は:

  1. 有効レンジの短さ、特に整調 :T村のフィニッシュハーフのwash out。
  2. フィニッシュでの上体のアウトサイドへの傾斜。これはフィニッシュでブレード1枚押し切れない為、リカバリーで自分のサイドへ艇が傾く事を防止しようとする心の弱さから生じたもの。T村のアウトへの逃げがひどい為、K川もつられてアウトへ上体を倒している為、2人で争う様に上体をアウトに倒す異様な光景となる。
  3. T村はフィニッシュで強く押し切れない事の裏返しで、ハンズを素早く出せない。一方のK川は、ハンズを出し切る前にシートを前にラッシュさせる傾向あり。この結果、2人のフォワードは位相がずれた様な形となって、ユニフォーミティーが取れていない。後ろK川はT村の動きをよく見て先ずは合わせる事。それがバウの役割。

さて、課題をダメ出ししたが、土曜日午後の乗艇で、T村のwash outを改善させる為、フィニッシュでハンドルを首まで引いてみろと指示したところ、丁度良い感じでフィニッシュを胸まで水平にドライブ出来た。T村もやれば格好良い漕ぎが出来る事を確認できた。"嬉しい驚きの瞬間"だった。
本人は長年ダメダメな漕ぎを続けてきた結果、このオーソドックスで格好良い漕ぎをすることに強い違和感を感じたそうだが、今から、日々、この正しい漕ぎを積み上げて、レースまでに正しい漕ぎしか出来ない様にさせたい。
 M1XとM2+並べ