Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

夕刻:6人漕ぎツーリングボートに関する打合せ

新人の初期乗艇トレーニングを効率よく安全に行うため、また、秋の大利根遠漕を安全に行うため、6人漕ぎツーリングボートの導入を検討している。
K大が琵琶湖周航用の6人漕ぎツーリングボートを開発し、2艇所有している。K野造船から見積を取り寄せたところ、運搬費などが含まれ、戸田渡しで200万円を超える価格が提示された。少々高すぎるので割に合わない。
4人漕ぎツーリングボートの価格が1艇110万円(税抜)。これを6人/4人の人数比を掛けると165万円。スイープリガー6脚の価格が18万円として、合計183万円。(税抜)この値段以下でないと、6人漕ぎは割高となる。
D社に見積を依頼したところ、概算見積で税込で200万円弱の見積が出てきた。そこで、今般、夕刻に、D社と、監督&おやじの3名で6人漕ぎTBに関して打合せを行った。
以下、打合せの要点:

  1. 艇の長さ:東大の現有ナックルシックスは12.62m。D社提携先の中国造船所で建造するので40フィートコンテナに入れるには12m以下にしなければならない。D社から12mにしたいという提案が出た。しかし、ローイングスペース:1370mm、コックスシート800mを取ると前後のカンバス長が合計2980mm、即ち、前後カンバスが各々1.5m程度しかなく、バウやコックスシートの幅が十分取れないので不可と、おやじから申し出。やはり長さは現状の12.6とか、12.7mは必要。
  2. 尚、12mのコンテナに納める為に、規格艇シェルフォアの様に、船尾に分割・接合部を設ける。
  3. 新人が荒川に運搬する事、また、大利根遠漕での陸送を勘案すると、出来るだけ軽量化したいとおやじが申し出。現状ナックルシックスの重量が150kg。JARA 4人漕ぎ(5人乗り)TBが85kg。単純にJARAーTBを人数比で、6人漕ぎ(7人乗り)で7/5倍すると、119kgとなる。船体をJARA-TBではコアマットサンドイッチにしているが、ハニカムサンドイッチとすれば110kgで出来るとD社:社長。110kgなら何とか6名で運搬出来そう。
  4. 新人を24名が入るとして6人漕ぎ:4艇が必要となる。(コックスも新人とすれば4艇で28名乗れる)4艇同時建造を考えるとの方針がK池監督より出された。
  5. デルタの感触では、4艇同時に建造出来れば、もっと廉価に出来ると。
  6. 試作艇無しに4艇をいきなり建造すると、不具合が出た時に全てが欠陥艇となるリスクあり。先ずは試作艇を1艇建造し、徹底的に点検・試験を重ねて改良を施す。また、遠漕時にラフコンで波を食らって艇内に水が満杯になるまで浸水しても沈まず最寄の岸まで漕いで退避できるような浮力隔壁構造とし、その進水試験も行うこととした。
  7. 今回の打合せ結果を反映させた艇の構造図と見積書などを、D社に再提案頂き、これを淡青会理事会に諮ることとする。艇数は4艇。

以上