Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

4X艇の操舵装置の調整

シャッターの障害物検知装置を調整していると、浅野艇庫内で4X艇の整備をしていた。
先週の軽量級準決勝ゴール直前でハラキリ&コース侵害で除外判定を頂いた艇だ。
その時には操舵が難しいという事で操舵装置が外されていたが、今は整調シートに装着されている。
おやじは大学卒業後四年程、舵手無しフォアの整調で長らく操舵を担当していたので、操舵装置の調整方法はよく心得ている。
よく見るとラダーワイヤーの伸縮部に装着するワイヤーチューブに不具合があり、ワイヤーが左右均等に操舵出来ない様になっていた。ワイヤーチューブは自転車のブレーキワイヤーのチューブを利用したものであり、在庫のチューブを加工して新たに一本製作し、不具合の解消を図った。
また、実際に靴を左右に振って、舵を動かして見ると、ストレッチャーボードの下部を固定しているノブナットが靴の踵に当たって操舵の障害になっていた。そこでノブナットを外して通常のM6ナットに交換し、踵が当たらない様に調整した。
以上の調整を行った結果、左右均等に操舵できる様になった。
ただし、みたところ、必ずしも十分な舵角が取れていない様に見えるので、ラダーワイヤーのヨークへの装着部を、現状の一番外側の穴につけるのではなく、もう少し内側の穴にに付けて、もう少し大きめの舵角が取れる様にした方が良い様に思う。

以上