Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

リラックス&バランス

oyajisculler2011-10-04

今日は週1回の平日夜間乗艇。10月に入り、空気は秋の雰囲気。ワイシャツは長袖、上着を羽織らないと外を歩くには寒さを感じる季節になってきた。それでも背広とズボンはまだ夏物で良い。10月下旬辺りから冬物に替えようか?
秋の陽は釣瓶落とし。18時半頃に戸田コースに着くと、暗い水面に浮かんだボートのライトがキラキラ光っていた。
今日も新人戦に出漕すると思われる新米クルーが20艇位、ポンドに出ていた。でも今日は競艇場のゲートが開いていたので、2000mフルコースで、水面は割とユッタリしていた。
今日のメニューもW.Up(ノーフェザーフィニッシュワーク&パドルアップ)で半周(2km)漕いだ後、LSD漕で4周:16kmを漕いだ。
おやじ以外で出艇しているクルーの殆どは新人戦に出漕する大学2年生以下の新米クルーばかり。良く五感のアンテナを張り巡らしていないと、逆走してきたり、コースの途中で無謀な横断をしたりするので、危ない。という事で、新人戦が終わる来週末までは、夜間乗艇は無理せず、いつでも止まれる程度のゆっくりペースのLSD漕としている。
今日のフォーカスは、前回に引き続き、フィニッシュでのクリーンなブレード離水と、フォワード中にブレードと水面のクリアランスを十分に空ける事。前回と全く同じ事を書くが:

  1. フィニッシュ時のハンドルタップダウン:これまでは、フィニッシュで押せるギリギリまでブレード一枚キープし、最小のレンジロスで瞬間技の如くブレード離水していた。しかし、これだとタップダウンの段差が十分取れないので、チョットバランスを崩しただけで、離水後のブレードが「ペッタン」と水面を叩くことがある。これだと不安定だし上体が十分にリラックスできない。そこで、ブレードをクリーンに離水する事を優先し、有効レンジのロスが大きくなるが、若干Wash up気味にブレードを離水し、タップダウンの段差を大きめに取る様にした。僅かに有効レンジは短くなる訳だが、離水後の「ペッタン」と水面を叩くブレーキが無くなる事の改善と相殺し、実質のDPSは悪化しない様だ。それよりフィニッシュ後にブレードと水面のクリアランスが大きくなり、上体がリラックス出来ることと、Hands awayしやすくなる事のメリットが大きいと感じた。
  2. フォワード中のブレードと水面のクリアランス:これまではフォワード中にバランスを崩すのが嫌で、フォワード中のブレードは水面スレスレとしていた。水面がフラットな時にはこれで問題無いのだが、スタート時のハイピッチ時や水面がチャプチャプしている時にブレードが低いと、直ぐに水面を叩いたり、擦ったりして艇速ロスが生じる。そこで前回のLSD漕から、フォワード中に多少フラついても良いので、意識してハンドルを下げてブレードを高めにしてフォワードしている。これだと艇はやや不安定になりフォワード中にフラフラしやすい。しかし、フラフラしても余り気にせず漕いで見ると、案外、リラックスして漕げる事が分かった。フォワード中の多少の揺れを楽しむ位、気分的な余裕を持つと良い様だ。

という事で、フォワード中の不安定差を逆に楽しむ様に漕ぐことが出来た。何となく、自分のスカリングテクニックが一段向上した様な気分になった。
乗りこなすのが難しい艇に乗ると、こういう楽しみがあって良い。