Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

午前:LBRCエイトでポンド乗艇

6月末の京大戦OBレース(年齢ハンディキャップ付き1000mレース)に向けた2回目の乗艇練習。今日は本番クルーが全員揃った。今回のコックスはT大3年生のK山君。T大の現役コックスだ。LBRCでは正コックスのF田氏が足の怪我で乗艇出来ぬ故、4月から現役選手の学生コックスに我がLBRCエイトの舵取りをお願いしている。我々は舵を取って貰えるというメリット、学生コックスの方はエイトの操舵トレーニングを積むことが出来るというメリットあり。特に我がLBRCエイトクルーは、現役学生時代に全日本選手権エイト4連覇を達成した時代の漕手が8名中6名。それ以外の2名もインカレエイトで優勝しており、全漕手が元チャンピオン。という事で現役時代に日本一の超一流コックスの舵取りを見ており、T大の対校エイトコックスの本来あるべき操舵技術等について、実地で学生コックスに指導する事が出来る。今のT大コックスは4連覇当時のコックスに比べると、その技やノウハウに雲泥の差がある。そこの所を指導しながら漕いでいる訳である。誤解を恐れずに書くが、優秀なコックスは、漕手からの厳しい叱咤激励があってこそ育成されるモノである。最近の漕手はあまりコックスに厳しい注文、特に操舵テクニックに関して厳しい指摘をしない模様。それが最近のT大コックスの操舵技量不足を招いていると思う。
さて、コックスに関する話が長くなったが、今日は午前中コースが解放され、2000mフルに使えるという事で、コースで乗艇練習を行った。メニューは、荒川で実施している秋が瀬M字往復の22kmと同じ。これをコースで行った。コースで行う目的の一つがSpeedCoachのCAL値チェック。5月に入って水温が20度を越える様になってきた。水温5度上昇でCAL値を1%減じる様にしているが、今日はコースで漕いだので、CAL値チェックを実施した。一昨日から雨が降り続いて水温が下がっている(17度程度?)影響か、先週まで設定していたCAL値1.010に対し、今日は1.015だった。先週の荒川の水温20度程度だったので、水温低下の影響が0.5%と言うのは、理屈通りである。
我がクルーはB-sideに水中の弱い者が一名いるため、B-side負けが酷かった、そこで先週からおやじがB-sideに転サイドして漕いでいる。今日は2出艇目となる。先週は不慣れな逆サイドでパドル短漕では上体が力んでリラックス出来なかったが、今日は少しリラックス出来る様になってきた。しかしながら、ブレードワークの方は未だ十分なテクニックには程遠い状態。本番レースまでに後3回練習するチャンスがあるので、本番レースでは、何とかB-side本職に見劣りしないレベルまでに持って行きたい。
4周目に本日のメインメニューである1000mTTを実施。我が中年LBRCクルーの弱点はレンジが短いこと。これを是正するためにレースペースのパドルもレートを下げて水中の有効レンジ重視に取り組んでいる。少し改善の兆しはあるが、300m経過以降の苦しいフェーズに入ると一気にレンジが切れる問題がある。また、ラストスパートの入り際でも一気にレンジが切れてしまうので、ここを何とかしたい。今日の1000mTTは中盤のレートを31として実施。中盤の艇速悪化が祟り、タイムは3'31"だった。(軽い順風)
来週は、3'30"を軽く切るペースに持って行きたい。
そうそう、今年初めてLBRCクルーの舵を取ってくれたK山君、先週まで舵を取ってくれた2年生のI神君に比べると、操舵やコールは、1年先輩だけあって、2人の相対差でいえば、大分マシであった。しかしながら、ライトパドル途中での無駄な蛇行や、折り返し時の操船技量は、まだまだ十分なモノとは言い難いレベル。後数回、LBRCクルーの舵を取ることで良いコックスになるためのキッカケを掴んで欲しいと思う。
巻頭の写真はT大浅野艇庫のベランダに設置したシューズラック。これまで下駄箱などの類を設置していなかったが、浅野艇庫の利用者が増えるに従い、ベランダに靴やサンダルがガチャガチャに氾濫している状態だった。そこで試にシューズラックを2個購入。試に、今日組み立て・設置してみた。結果は上々。後2個程買い増して設置しようと思う。