Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

午前:荒川でエイト乗艇

来週のチャリティーレガッタに向け、午前はLBRCエイトで秋が瀬M字往復の乗艇練習を実施。今日もT大Jr.コックスのI神君が舵を取ってくれた。クルー構成は以下の通り:
C:I神、S:Y野、7:M、6:I井、5:N江、4:U家、3:O塩、2:K登、B:S本
エントリーしたクルーと1名入れ替わっただけで、ほぼ本番クルーに同じ。いつもと異なるのは7番にM氏が入った事。(今回欠席のT中氏の代わりに7番とした)
さて、岸蹴り。今日は小雨交じりで少し肌寒かったが、風も殆どなく、水面も穏やかで絶好のコンディションだった。
最初はいつもの通り、両舷でのフィニッシュワーク。フィニッシュチャボは、いつになく良くあっていた。Y野・Mの2人はS53年入学の同期なので気心が知れているという事だろう。続く腕漕ぎ、上体漕ぎからのフィニッシュワークもまあまあの出来。今日はB-side負けの症状が少なく、当て舵が少ない事も改善要因だと思う。
W.Upを終え、LP:12分漕を実施。僅かに順風の中、SR20〜21で2'00"/500mを切る艇速でスムーズに艇が走った。LPでは問題のB-side負けがあまり出なかった事も良かった。サイド負けが無いと、コックスのラダーワークにも余裕が出る模様。今日のI神君のラダーワークは、合格点の出来だった。(揚艇後のMTGでチャンと褒めておいた)
その後、パドル20分の短漕。続いて30本の短漕を実施。30本では、20本まで(無酸素運動)は良い漕ぎが出来るが、残り10本で水中の力が落ち、且つサイド負けが生じて漕ぎが乱れる傾向があった。
秋が瀬M字往復の中間点である大曲で折り返した後、チャリティーレガッタの750mシミュレーションを実施。途中までまあまあの艇速をキープしながら進んだが、450m過ぎ辺りでBow付近から異物に衝突した衝撃を感じた。見るとオレンジ色の大きなプラスチック製のブイがS-sideのリガーにガンガン当たって行くのが見えた。どうやらブイに向かって真っ直ぐに艇を走らせていた様で、コックスからはブイが死角の中にハマッて全く見えなかった模様。(エイトでは、コックスからは真正面が死角となる)でもこのブイがあることは最初の登りで確認していた訳。即ち、新米コックスのI神君のウッカリミスである。まあOBが使っている老朽艇だし、破損さえ無ければ少々ブツケたって大きな問題とはならない。そういう意味でもT大の新米コックスは、OBエイトのコックス役を、修行の場として積極活用すべきと思う。何せLBRC中年クルーの漕手は、全日本エイト4連覇の面々が揃っているので、コックス育成に向けたきめ細やかなアドバイス(叱咤激励)を惜しみなく与えてあげる優しい先輩が揃っているのだから。。。 こう言うのをドラッカー流に言えば、「真摯」なOBというのだろう。自慢ではないが、おやじはLBRCの中でも最も真摯なOBである。
さて、750m漕は途中で中断したが、残り距離をパドルで実施。
2度目の秋が瀬で折り返した後、SR26以上での2.5kmのAT漕を実施。オールを短くした事もあり、SR26のレートキープは難なく出来た。しかし問題は、序々に有効レンジが切れ、フォワードがラッシュ気味になり、レートが28まで上がってしまった事。AT漕は正確なブレードワークで1本1本確りジックリ押す事が狙い。前回よりはマシだったが満足も行く出来では無かった。
AT漕後は、レストメニューとしてSR18〜19の低めレートでLP:2km漕を実施。こちらは、長く押して、フォワードでシート下の艇をスムーズに走らせるGlidingをイメージして取り組んだところ、10本程度の短時間ではあるが、エイト艇を気持ちよくスムーズに艇を進めるGlidingのイメージを皆で共有する事ができた。出きれば毎回LPで、Glidingを体感しながら楽しく漕ぎたい。
最後が、途中で中断した750m漕の再トライアルを実施。M字往復22kmの終盤でのTTであり、水中の力強さは今一であったが、特に大きなミスオールもなく、まずまずの出来だった。艇速は概ね1'45"/500m程度。
今日はサイド負けが余り無かったので、艇がスムーズに良く走った。この要因もあり、新米コックスのI神君も余計な当て舵をせず、本来のコックスワークに専念できた模様。おやじ連の叱咤激励・指導によるコールの正確さ・タイミングも随分改善してきた。この位出きれば、毎回でもLBRCエイトの舵を取って貰いたいという感じ。来週チャリティーレガッタに出漕し、良く出きれば新米コックスの卒業証書を渡そうと思う。