Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

SRDで漕いだ感触:

漕ぎ始めて直ぐは、通常ストレッチャーと同じ漕ぎをしたので、特段の変化を感じなかった。500m程漕ぐと、通常型との差異が少し体感できた。即ち、自転車で言うペダル部分が左右の靴で独立で自由に動くので、ブレードで波頭を叩いた時に、自然と両足への過重を変化させて揺れを吸収し、艇が大きくバランスを崩すのを防いでいると感じた。意図してコントロールしているというより、勝手に体がそうなる様に反応しているイメージ。左右の足が独立で動かせるというSRDの効果だろう。フォワード中にブレードと水面のクリアランスを大きめに取り、足でバランスを取る事を意図してトライしてみたが、これまたSRDの効果でバランスを取れる事が分かった。現時点では通常ストレッチャーでの漕ぎが体に染み付いているので、これは意図しないと出来ぬが、SRDを漕ぎ続ける事で、ブレードと水面のクリアランスを大きく取れる様にして行こうと思う。また、SRDは、期待した通りフォワード中に上体をリラックスできる事が体感できた。上体がリラックスできる為か、SRDで漕ぐと殆ど脚だけで漕いでいる様な感じがする。加えて、逆風でも余り艇速悪化が出ず、割と楽に漕げるような気がした。以下、箇条書きでSRDの感触を述べる。

  1. ストレッチャー本体の剛性が高い。通常型で感じるようなボード(フレーム)の撓りは殆ど無い。
  2. 靴は足を良くホールドしてくれ、フィット感が良い。折角のジャストフィット感でもあり、SRDでは靴はマイシューズとするのが良いと思う。
  3. 左右の足が独立で動かせるので、足を使った重心移動、即ちバランスコントロールが自然な形で行える。というか、体が自動的に反応する。
  4. 通常型に比べ、SRDで漕ぐと、殆ど脚だけで漕いでいる様に感じられる。
  5. 上体がリラックスしやすいので、後半のタイム落ちが余り出ない。
  6. ラストスパート等、疲れた状態でもレートを上げやすい。(フォワードしやすい)
  7. バランスが安定し、上体がリラックスして漕げるので、ラフコン耐航性が改善する。
  8. 原理は少々異なるが、エルゴに例えれば、通常型ストレッチャーはエルゴの直置き。SRDはスライドの上に載せたエルゴで漕ぐイメージ。

今日の18kmUTでは、SRDで漕ぐとバランスが改善することと、上体がリラックス出来ることは確認できたが、顕著にタイムが改善するという効果は見られなかった。まだSRD出漕ぐ事に慣れていないと言うこと、また、東の風でコンディションが悪かった影響が大きかったと思う。もう少しSRDを漕ぎ込まないと艇速・タイム上の効果は見えて来ないと思う。