Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

レク艇の浸水試験について;

琵琶湖周航に先立ち、8月6日にレク艇2艇(D社とK社)及び従来のナックル艇を使った浸水試験を実施頂いた。結果は、最新型のシェル艇に採用されている構造様式(BowとSternのカンバス下を空気室にすることに加えて、シートデッキ下を水密構造として空気室化する)をレク艇に採用することで、FISAの安全基準(艇内が満水になるまで浸水しても、シート座面が水面より5cmを超えて沈まない=日ボの安全基準)をクリアすることが確認できた。下の写真は日ボのレク艇開発PJで検討中の残存浮力対策を施した艇の艇内浸水後(ローイングスペースが満水になるまで水を浸水)の状況。浮体区画は水密構造になっているので、ローイングスペースにいくら水が入ってもこれ以上沈まない。

この程度浮いている(FISA安全基準をクリア)と、最寄の岸まで自力で漕いで退避することが出来る。

理屈では分かっていても、実艇試験頂いたことで安全性に関して確証を得る良い機会となった。実験に協力頂いたK都大学ボート部に感謝したい。
写真やビデオを沢山撮って頂いたので、おってその概要を紹介する予定。
以上