Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

レクレーション艇ではバックステー無し;

現在、おやじは日ボのレク艇開発検討の中心メンバーとして活動中。このレク艇の要件を纏めるに当り、ボート先進国の海外の事例も調査している。この中の要件として、レク艇(スカル艇)ではバックステー無しとする事が既に決まっている。理由は前述したバックステー付のデメリットを避け、バックステーを外してボートの参入ハードルを下げること。 下の3つの写真は、上から独の某有名レース艇メーカーのレク艇、仏のクラブで使われているレク艇、そしてK社が扱っているレク艇の写真。当然ながらバックステー(トップステー)は無い。
  
また、2/28の試乗で使ったD社のレク艇もバックステーを外して乗艇したが、リガー剛性には全く問題なかった。(おやじ(エルゴ2000m:6分48秒)が、確り漕いでも剛性について何ら問題を感じなかった)
 
以上の状況を総合的に勘案すると、新人・初級者のスカル乗艇トレーニングではバックステーを外して使用した方が、乗艇や艇扱いの難易度・ハードルが下がるので、種々乗艇トレーニングの効率が改善すると思うが如何だろうか。(外したことによるデメリットは基本的に無いと考える。)

以下、余談ながら:

  1. 本稿をブログにアップする前に、念のため、K社、D社、J社にも原稿を見て貰ったが、特段、異論はなかった。
  2. 初級者や女子等がスカル艇の導入トレーニング時に乗る際に、バックステーが前術のデメリットがあることは以前から分かっており、気づいた度に、上手く漕げる様になるまでは外したら?と、T大の後輩に何度かアドバイスした。しかしながら、なかなか実行されてこなかった経緯ある。そういう意味で、当初の記載内容はやや辛辣な表現で書いてみたが、投稿前に感情が表に出るような表現は差し控えるべきと思い直し、淡々と事実を述べる表現に改めた。
  3. 新入生の中には、もしかすると物凄い漕力の持ち主がおり、導入トレーニングの時期から強い水中の力でバックステー無しのリガーがグニャグニャするほど強く漕ぐ者がいるかも知れない。そういう逸材に出会ったら思いきり褒めて上げたい。そしてご褒美にバックステーを付けてあげようと思う。

以上