Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

フランスのレクレーション艇情報(M崎さんのメール内容):

1.艇の構造
(1)レクレーション艇の位置づけ
フランスボート協会のHPにフランス国内で使用される艇種説明があります。
http://www.avironfrance.asso.fr/Pratiquer/Bateaux/BateauxAujourdHui.htm
Yoletteという艇が初心者の入門練習およびツーリングに使われることが多いようです。
規定では艇の長さは艇幅の15.5倍を越えないこと、75kg以上あることとなっています。
艇の設計図は
http://www.avironfrance.asso.fr/EspaceClub/AidesAuxClubs/CreationClubAviron/A02NomenclatureBateaux2.pdf
通常はスカルオールを使用しますが、この見取り図ではスウィープ艇になっています。ACBBには1艇だけスウィープオールが漕げるタイプもありました。リガーの取替えは自由です。初心者はヘンな癖をつけないために基本は両手オールです。
(2)詳細
FRP製で非常に簡単な構造です。
ストレッチャーの位置修正はネジで固定するのではなく、穴に引っ掛けるようになっています。
また運動靴を履いて乗りこみ、ストレッチャーにはストラップで固定します。
詳細は添付の写真をご覧ください。

2.レクレーション艇を使用した活動
(1)初心者の入門練習
初心者を含め、河川で漕ぐためには必ずどこかのクラブに入会する必要があります。自動的にフランスボート協会に入会することになります。
初心者は必ず専門コーチについて練習をしなければなりません。ある一定の期間練習をつむと、認定試験があり、Yolette以外の艇に乗ることが出来るようになります。約一年でブロンズ、シルバー、ゴールドのいずれかに分類されます。因みにゴールド認定を受けると1X。
(2)ツーリング
ツーリングに参加するためには前述の認定に合格し、いずれかの資格を取得しなければなりません。
ツーリングは海外、国内で様々準備されています。一年のシーズンの終わり、すなわちバカンスシ ーズンに行われることが多いようです。
因みに私の所属するACBBでは主にEDF(フランス電力公社)主催のツーリングからいくつか選び参加しています。
http://www.avironfrance.asso.fr/Pratiquer/Randonnee/RandonAvironEDF/RA2008/2008RandonAvironEDF.htm
以上簡単に概略をお伝えしました。
初心者が扱い易く安全な艇であると同時に、どのような活動に使用するのかといったことがキーポイントになろうかと思います。
以上