Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

OB2000mレースの経過:

W.UPをしているとあっという間にスタート時刻になった。発艇台につけようとすると、まだウォーターマンが来ていなかった。ウォーターマンの配置を急がせ、3クルーが揃い、線審の白旗が上がったところでスターターの櫓を見た。すると、スタート審判がまだ準備中。既に発艇時刻を過ぎており、審判が準備出来次第スタートする筈だが、漸くマイクを取った女性審判員が何を勘違いしたか「ファイブミニッツ」のコール。何を間抜けな事を言っているか、審判に向かって「もう発艇時刻を過ぎている。ファイブじゃなくてツーミニッツだ!」と要求。納得したのか審判が「ツーミニッツ」と言い直してくれた。若干予定より遅れたがAttention Go!。

練習どおりのスタートで良くも悪くも無かったが、濃青会若手のAクルーがあっと言う間に視界から消えた。濃青会中年のBクルーもスタートを頑張っているようで100m付近までは我々の横に並んでいた。200m過ぎでこちらが徐々に出始めたが、2レーンの濃青会Bがコースブイを越えてドンドンこちらに迫ってくる。審判艇も気付いて注意してくれたが、チャンバラしそうなので、おやじもBクルーに向かって「離れろ!自レーンに戻れ!」と怒鳴った。

上の写真は500m通過前のLBRCと濃青会Bクルー。

上の写真は600m付近のLBRCと濃青会Aクルー。この時点でLBRCが濃青会Aに対して2艇身以上のリードを許してしまった。流石先月までインカレに出ていたクルーだ。スタートのトップスピードが違う。
この後は、濃青会A-LBRC-濃青会Bの順で各々水が空いた間延びしたレース展開で推移。我々も逆風の中でSR34をキープして徐々に差を詰めようと試みた。しかし、2Q、3Qも少しずつ離されてラストQに突入。定番のラストスパートに向けたレートアップで徐々に艇差を詰めようと粘る。コックスに艇差を確認すると2.5艇身とのこと。このまま差を広げさせなければHCPタイム以内で我々の勝ちと思いながらゴールに入った。

濃青会Aのゴール音が聞こえなかったのでタイム差がはっきり分からなかったが、コックスが言うには3艇身は無かったという。従い、何とか14秒のHCP以内に収めたと思い勝ったと思った。3着の濃青会Bがゴールし、審判艇の白旗が上がったところで直ぐに折り返し、観覧席の応援団に向けてWinning Rowを行った。(Winning Rowには賞味期限があるので、手早く折り返すことが肝要だ)今大会のレース結果はゴール後直ちに放送されたので、Winning Rowの途中で優勝したことを確認。但し正式タイムでの2位との差は僅か2秒の辛勝であった。観覧席前で艇を止め、母校のOB連中に向けて諸手を上げて優勝をアピール。応援するOB連中と勝利の喜びを共感できた。大会運営者を気にせず、好き勝手にWinning Row出来ちゃうところが対校戦レースの良いところだ。(勝った時は、ここぞとばかりに思い切り好き勝手にやるべし。)余談だが、最近の母校現役クルーはWinning Rowの要領が悪い。直ぐに来ないもんだから賞味期限切れとなり、OBも白けてしまう場面が多い。Winning Rowは選手本人と共にOBが勝利の嬉しさを分かち合える非常に嬉しい場面なので、タイムリーにやって勝利の喜びを堪能して欲しい。

上の表は本レース結果の詳細。濃青会AとLBRCのラップタイムを見比べるとゴール時の艇差12秒の内、9秒近くを1Qで付けられた様だ。2Q、3Qと徐々に離されたが、4Qはこちらがスパートで頑張ったので、僅か0.5秒だが我々の方が速かった。

上の写真はレース後のLBRCクルー記念写真。今回のレースに向けた準備期間は、酷暑の時期だったこともあり、十分な練習が出来ず不完全燃焼気味だった。12月の学内2000mレースでは11月、12月の良い時期に練習できるので、確り準備してレースで完全燃焼したい。