これに対してBig Blade2552(以下、BB2552)は、軽量級クルーやJr用に開発されたブレードで、最初に開発された重量級クルー用のBB2555(55cm長)のブレード長を3cmカットした小ぶりのブレード。現在T大にある古いBig Baldeは殆どこのオールになっている。(世界選手権で使用されているC2オールは、面積の大きいBB2555若しくはSmoothieが殆どで、BB2552は使われていない模様)
今回、遠漕で漕いで分かったが、このBB2552はブレードが小さすぎてスリップが大きく、Smoothieより効率が悪いと思った。ブレードが水中でムニュムニュとスリップする感じで、実際ブレードを見てもそうなっていた。
13年前、おやじがT大HC時代に、最初に使ったBB2555は「ブレードが大きすぎてハンドリングし辛い」と言う学生漕手の意見を聞き、体力に劣るT大漕手には少し小ぶりのBB2552で十分だろうと思って、BB2552をT大の標準ブレードサイズとして選択した。今回、Smoothieに慣れた後でBB2552を漕いで見ると、これは間違った選択をした様な気がしてならない。やはり、オールの仕様を決定する際は実際に自分で漕いで確かめるべきだと痛感した。特に漕技が未熟な漕手が殆どである学生クルー向けのオールの仕様を決めるときは、やはりコーチが実際に漕いで確かめるべきだと再認識した。因みにS台大のA監督は学生クルーのオール仕様を決める前に、自分で漕いで確かめているとのこと。この確認作業を踏まえた上で、昨年はBB2555オールを購入したと聞いた。A監督、流石である。13年前におやじも自分で漕いで見るべきだった。おやじ猛省!