Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

岸蹴り前MTGでのレース戦術確認:

レースの岸蹴り前のMTGで確認していたのは、先ず、対戦相手のペース配分及びレース戦術を予想し、こちらがどの様に対処するかの確認を先ず行う。勿論、外れた場合も慌てずに漕ぎ続けることも併せて確認する。それと、こちらが幾らのレートでコンスタントを漕ぎと押すのかを確り確認する。大事なのは、8名の漕手が全員同じペース配分で2000mの何れのポイントで切っても同じ強度・疲労度を持って漕ぎ通すということである。インカレや全日本の場合は、マルチレーンでのレースであり、前半で飛ばし過ぎると後でイーブンペースの第3のクルーに抜かれるということがあるが、対校戦の2杯レースの場合、スタートで頭を抑えることが出来れば圧倒的に有利である。この対校戦特有のレース環境も勘案すると厳しいレースが予想される場合には、スタートから思い切って飛び出してゆく戦術が有効である。
また、スタートからダッシュして一気に飛び出すという戦術は、単純明快でクルーの中で認識を誤る危険性が殆どないので、戦術の徹底性という面で有効である。それとコンスタントのレート設定を高めにして、ある程度FWDで無理してでも全員でレートキープに徹底できれば、案外、2000m漕ぎ通せるものである。
一番怖いのは、レース中のクルー内での認識がズレて、方や前半勝負、方やイーブンペース等と認識やペース配分がずれることである。こうなると、クルーとしての100%の力が出せなくなる。

今年の東商戦、お花見レガッタ時点での出来は、一橋の方に分があった。東大の直前の仕上がりはどうだろうか?昨年のインカレエイトの様にレースの直前に大化け出来ていれば良い勝負が出来そうな気がする。

以上