Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

快適なフェリーの旅:

北海道へのマイカー旅行は、今回が初体験。
北海道への自動車旅行のベテランである沼津のK藤さんに相談したところ、大洗からフェリーで苫小牧へ行くのが良いだろうとアドバイス頂いた。
大まかな旅程を計画後、約1ヶ月前の6/12にネットで商船三井フェリーに予約を入れた。船室の席は直ぐに予約が入ったが、マイカーの方は予約が満席で、空席待ちとなった。但し、空席待ち順は2番なので早晩予約が取れると思った。
という事で1週間後にマイカーの予約が取れた。
商船三井フェリーのHPで、乗船する船を確認したところ、昨年就航したばかりの新造船:さんふらわあ_さっぽろ。近年、内航フェリーは大型化に加えて内装や設備が豪華になっているので期待が膨らんだ。

昨日は18時頃まで茨城大艇庫で雑談。その後、大洗港へ移動。
大洗港に到着したのは18時45分頃。出港時刻は19時45分なので早めに到着したつもりだったが、一般的には出港の2時間前位にはターミナルに到着して早めに乗船するものらしい。
到着した頃には、殆どの方が乗船手続きを終えており、受付カウンターはガラガラだった。次回からは気をつけよう。

乗船後、自分の部屋(コンフォートクラスと言って、カプセルホテルの様な部屋)に行き、早速、レストランで夕食。

夕食と朝食をセットで買うと2900円なり。

レストランはバイキング方式。品数も豊富でまずまずの内容だった。何より席に余裕があり、ゆったりと食事を摂ることが出来た。
苫小牧到着は翌日の13時30分なので、時間はたっぷりあり。
自室で旅行初日のレポートをPCに打ち込んだ。
フェリーのロビーはWiFiサービスがあるが、ネットには全くつながらなかった。

船室に戻り、寝たのが24時頃。
海は穏やかなので揺れは殆ど無し。快適に寝ることが出来た。
朝、5時過ぎに目が覚めた。時間があるので展望デッキに出てみた。
既に日が出ており、天気が良く朝日がキラキラと輝いていた。
運が良かったのが、宮古から久慈に至る岩手県三陸海岸の海岸線がよく見えた。この辺りの海岸線は、昔は陸の孤島と言われたほど険しい海岸線。崖で形成された海岸線は、自然の造形美で非常に見応えがあった。
 5時31分。朝日と輝く水面
 三陸海岸
 

その後、船室に戻り、朝食まで一休み。
朝食もバイキング方式でなかなか良かった。

食事を摂りながら、屋外を見ると、うっすら霧が掛かっていて海岸線は全く見えなかった。という事は、たまたま早朝に三陸海岸を見ることが出来たのはラッキーだったのかも知れない。

苫小牧港への到着は、定刻通りの13:30頃。天候が良かったので巡航速度で走り抜けば、30分以上早く着けたと思うが、北海道に近づくに従い速度を落として時間合わせしていた様に見えた。まあ、速度を落とした方が燃料消費量を抑えられるので、燃料コスト削減が狙いだろう。
 11時54分。もうすぐ北海道。

 12時52分。苫小牧入港直前。
 13時25分。着岸。
 13時42分。カーデッキ。下船待ち。

苫小牧→釧路への移動

フェリーは13時30分に到着したが、マイカーが本船から出たのは、その20分以上後だった。係船作業や荷役用ランプを展開したりするのにそれなりに時間を要す。また、自動車の下船は先頭から順番となるので、港への到着時刻から下船までは30分程度の時間を見込んでおく必要があるようだ。

さて、愛車とともに下船したのは13時55分頃。
苫小牧港から最寄りの高速道路のICまでは15分程度。港に近い道路は一般道路ながら、片側4車線。皆さん70km近い高速で走っていた。
道東自動車道路は、ほとんどが片側一車線。前を行く車が飛ばしてくれれば90km/H以上の速度で巡航出来るが、遅い車が前にいると時速80km/H以下となり遅くなる。
面白いのは約10kmおきに追い越し車線が設置されており、ここにくると急ぐ車は一気に加速して遅い車を抜き去っていった。但し、追い越し車線は1.5km程度しかないので、急いで抜かないと元の木阿弥となってしまう。
最後に釧路市街地を10km程度走ったが、首都圏とは異なり、通勤時間帯でも道路は総じて空いていた。

目的地の釧路の艇庫(クシロマリーナ)に到着したのは18:05頃。
到着する少し前に連絡を入れて置いたので、釧路ボート協会のA城会長とT嶋さんが艇庫で出迎えてくれた。
A城会長(左)とT嶋さん(右)

明日の朝に釧路川で乗艇させて頂くが、平日の朝であり、お二人とも仕事があるので朝に来ることはできないとのこと。
このため、今日の内に艇庫の使用方法や、釧路川の状況に関して説明頂いた。


釧路での宿泊は、ビジネスホテルの予約を試みたが、この時期、釧路は観光のハイシーズンとなっており、どのホテルも満室で予約を入れる事が出来なかった。

車中泊を覚悟したが、艇庫の中に更衣室兼MTG室があり、ここに寝袋一式を持ち込み仮眠を取らせて頂くことになった。水道・電気・トイレがそろっており、快適この上なし。

艇庫の近くで夕食・洗濯(コインランドリー)・翌朝の朝食の購入などを済ませ、再び艇庫へ。

艇庫内で翌朝使用するシングルスカルのリギング作業を行い、本日の業務完了。
 20時47分。お借りしたシングルスカルをリギング。
 艇庫の内部。

 21時41分。リギング終了。

その後、今日一日のレポートをPCに打ち込んで終了。
 寝袋を持ち込んで寝床とした。

快適な一日だった。

以上