Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

LBRCエイト;荒川で漕ぎ納め30km

oyajisculler2008-12-27

今日はLBRCエイトの漕ぎ納め。天気予報では明け方は氷点下、日中も10℃以下の予想。
8時過ぎに戸田に到着すると西の強風で戸田コースの風下になる国立艇庫前は白波がチラホラするほど波立っていた。風が強く乾燥しているので体感気温は0℃並み、やたらと寒い。こういう状況なので、戸田コースで乗艇しているクルーは全く無し。
三々五々集まるLBRCクルーのメンバーも本当に漕ぐの?と、半信半疑の面持ち。
今日は急に体調を悪くしたメンバーに代え、対校戦ライバル校H大から強力な助っ人N平さんに代漕に来て頂いた。香港に一緒に遠征したこの人。ありがとう。

西の強風に対する荒川コンディション予測:

この時点でおやじの状況分析は以下の通り。

  1. 風速は3〜4m/s程度であり、危険な風速(7m/s以上)には達していない。
  2. 戸田コースの国立艇庫前付近の水面が波立っているのは、風とコースの向きが合致して、風上で出来た風浪が風下に溜まって発達したため。
  3. 荒川も岸蹴り場前から中大艇庫裏手辺りの川幅が括れたあたりまではラフコンだが、それを過ぎれば大したラフコンではない。
  4. 笹目橋を越えれば、水路の方向が変わり、風向きが横風になるのでGood Conditionになる筈。

予定通り荒川で漕ぎ納め実施:

ということで、予定通り荒川出艇することにした。勿論、万一の事態を想定し、(1)救命具の持参、(2)笹目を越えてもラフコンが続く場合は乗艇中止の前提、とした。
艇を川面に浮かべるため、足を水に漬けるとかなり冷たかった。国交省の荒川情報サイトで調べたら、水温10℃丁度だった。前述の状況予測通り、岸蹴り場から中大裏手辺りまでは波高が高く両舷で漕げる状態では無かったので、シックスワークで先ずは上流へ移動した。コースの1000m付近まで漕ぎ上ると、両舷で問題なく漕げるコンディションになった。ここから両舷で漕ぎあがる。他に出艇しているクルーもなく、エイト1艇で気持ちよくロングを楽しもうとした矢先、下流からウェイクのモーターが猛スピードで上ってくるのが見えた。「この寒い日にウェイクやるのかよ?やつらも気合入っているな!」とため息が漏れた。まあ、ウェイクがいるのはイツモのこと。笹目橋を超えると予想通りのGood Conditionの水面になった。
後はライトパドル12分+ノーワーク2分のインターバルで合計距離30kmオーバーの遠漕メニューに入った。秋ヶ瀬までは逆風。皆さん先が長い事を考えているのか、逆風をねじ伏せて水中を押そうという気概は見られず淡々と漕ぎ進む。秋ヶ瀬の手前あたりから風が弱まり、水面はベストコンディションに近い状態。
折り返すと、今度は順風。岸蹴り時はラフコンで技術練習が出来なかったので、ここでいつもの両舷フィニッシュワークのドリルを入れた。日差しも暖かでコンディションも良く、気持ちよく技術練習を実施できた。技術練習の後はLP12分漕に戻る。フラットな水面を気持ちよく漕ぎ進む。漕ぎ納めに相応しいGood Conditionだ。笹目橋を過ぎるとやはり若干波が立ち始めてきた。戸田コースの1000m地点付近でCOXの状況判断で折返し、再び上流に向かう。
どうやらまた風が強まってきた様だ。再び水面が波立ち始めた。上りは逆風で辛いが秋ヶ瀬まで行けば、後は順風の中を気持ちよく漕げる。
最後の復路は波が高まったラフコンの中だったが、強い順風に押されてスイスイ気持ちよく下ることが出来た。中大裏手の辺りでは白波が立つほど波が高かったが大きくバランスを崩す事なく両舷で漕ぎ切った。これでLBRCエイトの乗艇は漕ぎ納め。今年も良く漕いだ。
PS:
揚艇時に北西の風が非常に強まり、土手の上は突風に近い強風になっていた。予め状況を予測していたので、全員で確りリガーを押さえて艇が飛ばされない様に対処。何事も最悪の事態を予想して事に当たる必要がある。
以上