Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

アスリート系漕手としてのエルゴ基準値について

oyajisculler2007-01-19

冬場はローイングに取組む者にとって、エルゴの季節である。
日ボ主催の全国マシンローイング大会が今週末の近畿大会をもって終える模様。エルゴ大会ではベスト記録を出して満足している者、ペース配分を失敗して全く満足できない者、様々だと思う。また、処々の理由でエルゴ大会に出場しなかったが、自分の所属するクラブ内でトライアルする者もいると思う。
高校生や大学生、或いは、日本のトップを狙うような社会人チームの漕手は日ボの代表選手選考基準や過去のエルゴ記録データから、自らの目標記録を設定して取組んでいると思う。
一方で、最近、盛んになりつつあるマスターズ選手は、過去のデータ件数が少ないこともあり、自らの取組み目標について具体的な数値化が出来ぬまま、何となく漕いでいる者が多いのではないだろうか?

アスリート系漕手としてのエルゴ基準(おやじの勝手な提案):

C2のエルゴサイトに毎年のエルゴワールドランキングが掲載されている。このサイトには世界中のエルゴ愛好家が自らのエルゴ記録を日々INPUTしており、自分の記録をINPUTすることで、即座に世界ランキングが表示される。例えば、2007年度の場合は、2006/4/1から翌年の2007/3/31までの1年間となっている。この2007年度の1月中旬現在のワールドランキングをベースに、上位25%に位置する記録をアスリート系漕手の基準値と置いてみた。(おやじの勝手な基準設定)例えば、40歳台の上位25%位置の記録は7分07秒となっている。これを各年齢層毎に拾うと下記の通りとなる。体重は軽量級から重量級まで全てを含んだ総数(Either)で調べた。次にこれを基準値に置き換える際、40歳〜49歳を40歳と読み替え、体重は軽量級上限値の75kgと読み替えた。(年齢はやや甘め、体重はやや厳しめ)年齢差によるタイム悪化の妥当性をチェックするため、USRowingの年齢HCP表のフォアの値で見たところ、概ね良く整合していた。エルゴのデータ件数は30〜50歳台は多い(40歳台が一番多い)が、60歳以上が少ないこともあり、30歳の基準記録を7分0秒と置いて、それ以降の10歳毎のタイム悪化はUSRowingの年齢HCPを使って基準値とした。
併せて、女子についても概ね上記の要領で基準値を置いてみた。ただ、加齢による年齢HCPは女子の方を少し甘めに設定した。
上記の詳細は以下の通り。

上記の10歳刻みの基準値をベースに、1歳刻みの基準値は直線保管でタイムを設定した。
更に、漕手体重差によるタイム変動をおやじの体重換算式を使って修正し、年齢と体重による一覧表を作成してみた。参考までに40歳から60歳以下のエルゴ基準値一覧表を如何に示す。(漕手一人あたりのDeadweightはcox体重を60kgとして、少し重めの23kgとした)

マスターズ漕手の諸氏は、上記記録を一つの指標として取組まれたい。
以上