Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

東商戦の総括

oyajisculler2017-04-30

東商戦では、全学漕艇部出漕5クルーが全て一橋に負けた。
まさかの全敗。

コンディションは、南南東4m〜5m。戸田コースの中は概ね真逆というコンディションだった。

このコンディションは約1週間前から予想天気図に基づいて予想し、東大の各クルーに周知し、対応できるように準備させた。

一橋大クルーは、全クルーがスタートから高レートで飛び出し、殆どセトルダウンすることなく1Qを漕ぎ切っていた。また2Q以降も大きく落とさず2000m漕ぎ通す勝負師魂の徹底は見習うべきものがある。

マッチレースであり、1Qの遅れは2Qで必死になって取り戻す必要があるが、その事前準備・戦術は想定出来ておらず、前半1000mで概ね勝負がついてしまった感あり。
これまでのフランス式トレーニングで、筋持久力やレース後半で漕ぎを大きく崩さず、淡々と漕ぎ通す練習の成果は本番でも出す事は出来た。この点は評価したい。

何れにせよ、一発レースでの序盤でのダッシュ力、精神力を今後育成して行く必要がある。
特にインカレなどでの、準決勝や決勝の戦いでは、1Q、2Qで攻め続ける事が必須である。

幸いにして、5月26日から28日まで全日本軽量級選手権が開催され、東大もエイトに出漕する。
軽量級エイトの出漕クルー数は14。今年はNTTなどの社会人クルーは出漕せず、全て大学クルーのみ。
6分を切る実力のあるクルーは以下のクルーと予想:

  1. 仙台大学
  2. 明治大学
  3. 日大
  4. 日体大
  5. 一橋大
  6. 東北大

3週間という短期決戦ではあるが、東大も軽量級のベストエイトを組み、6分切りを達成して決勝進出並びにメダル獲得を狙おう。