Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

付きペアの軸角度修正:

先週土曜PM、M2+:月影が荒川で2000mTTを行った。北西の風が2m程度吹いており、好順風のでトライアル。
エイトや付きフォア、そして定点でのシングルスカル主体にコーチングしているため、M2+のコーチング頻度が低い。
そこで、M2+の2000mTTは、スタートからゴールまで通しでモーター伴走した。
有効レンジが短い課題はあるが、軽いリズムで漕ぎとおしている点は良かった。
SpeedCoachの表示する2000mタイムは7'42"台。静止スタートロスを加味すると7'44"辺りだ。
先週の2000m x 3や500m x 4 x 2の2000mSS換算でも7'42"程度のパフォーマンスは出ており、土曜日の2000mTTの記録は概ね普段の練習通りのパフォーマンスだった。
漕ぎの方は、Bow:K川のオールがキャッチから浅く、ブレードがスリップしている点、そして整調;A藤サイドにドライブ中そしてフォワード中もずっと傾いている。結果、A藤のブレードがリカバリーで水面を擦りやすい問題あり。
これがクリア出来れば、もう5秒程度はすぐにでも改善できる。
これは漕ぎの問題というより、リギング設定に問題があると考えた。クルーには、一度クラッチ軸の内外傾、前後傾をチェックして不正があれば修正する様に使えた。
日曜の早朝乗艇後、艇を浅野艇庫(床が水平なのでリギングチェックしやすい)に持ち込み、軸角度をチェックした。
この結果、Bowの軸が僅かに内傾していること、また、前傾していた。これが原因でBowのブレードが浮いていた事が明らかになった。
軸の傾きは軸の取付部にウェッジワッシャーを挟む事で矯正できる。日曜日の朝にこの調整を実施。
また、日曜AMのウェイトトレーニング時に、エイト用オール8本のブレードピッチをチェック、修正加工した。
ついでにM2+用のオールに関してもブレードピッチをチェック。整調のブレードピッチがやや切れ込み気味だったので、スリーブを切削加工して0度に調整した。

今日の午後、M2+クルーが午後乗艇したので、リギング修正後の感触を聴いたところ、ブレード一枚水平にドライブしやすくなったとのこと。
ボートは道具を使うスポーツ。日頃から艇やオールのチェック・整備を確り行う事で漕ぎのパフォーマンスも改善出来る。
確り整備しよう。