Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

寒の戻り

oyajisculler2016-04-12

巻頭の写真は、戸田コース観覧席裏の八重桜。丁度満開になってきたところ。
 満開の八重桜。
 この木は枝が垂れて、枝垂れ桜風になている。
朝5時過ぎの気温は風が少しあったこともあり、5℃以下。寒の戻りだ。
ポンドの水温は、土日の暖かさで温まったこともあり、2000m地点の7時頃は15℃だった。(気温は7℃)

今朝は週1回のポンドでのSpeedCoach CAL補正を兼ねた1000m x 4。

今日は東大の入学式がある関係で、大学の午前中講義は休講。従って、早く出艇する必要は無いので、いつもより30分遅らせて6時岸けりとした。
岸を蹴った時には、水面は混雑していたが、7時頃には殆どの艇が揚艇して、ポンドはガラガラに空いた。
 7時12分。ガラガラに空いたポンド。

という事で、今朝の1000m x 4は、ポンドが空いた状態で行う事が出来た。
TTを行っていた時間帯は、北北東の風、1,2mと言ったところ。殆ど横風という感じ。

出艇前に指示した事は、以下の内容:

  1. 東商戦に向けて2000mの中盤である2Q, 3Qで高速巡航する必要あり。
  2. そのためには長い有効レンジでリズムよく1本1本で艇を加速する。
  3. 今日の1000m x 4は、レースの高速巡航の漕ぎを想定して、Race Paceよりレートを2〜3枚落として長い有効レンジで1本1本確り出力すること。
  4. 低めのレートで良い艇速を出し、自信に繋げよう。

以下、各クルーの動画と一言コメント:

M8+ 天寵
先週は、木曜em、土曜と、少しレートを上げ過ぎて漕ぎが小さくなって空回りした。そこで日曜emは少しレートを抑え目にして、有効レンジを長くし、1本1本の出力・加速感を重視して高速巡航に繋げようとトライした結果、良いキッカケが掴めた。そこで、今朝の1000m x 4でも、低めのレート(35程度)で、1'30"/500m以内をキープし続ける事を狙った。
1本目はかすかな順風の中、SR35で、1'30"/500mの艇速をキープした。復路、2本目もかすかな逆風ながら、1'32"〜33"/500mをキープしたので、概ね良い感じだった。
3本目は1,2本目よりレート1枚高めで入ったところ、中盤、ドライブが落ちて失速。1,2本目よりパフォーマンス低下。疲れて苦しくなってきたところで、全員で確りと出力キープするコミットメントが必要だ。4本目もかすかに逆風を受け、思う様には艇速が伸びなかった。
今回の無風換算平均艇速は1'32.9/500m、効率97.4%であり、今年度エイトのポンドでの1000m x 4の中では最も良いパフォーマンスだった。
調子は上向いているので、更にパフォーマンスを向上すべく、貪欲に取り組もう。
尚、B-side:4名のキャッチ周りの動きが未だに良く合っていない。今朝撮影した写真(下の写真)を見ると5番のフィニッシュ角だけ大きすぎる模様。(キャッチ角は不足)
 5番のフィニッシュ角が一人だけずれているのが分かる。
明日の乗艇前に5番のストレッチャー位置(Pin to Heel)を2cm程度移動してキャッチ角が大きくなるようにして様子を見ようと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=TkKvELJ_G4w&edit=vd

M4+ 木鶏
先週土曜日PM乗艇から、3番:O本、2番:S本に変更。この結果、レースレートでの漕ぎが改善し、パフォーマンスが向上した。
それまで#2クルー:烈丈夫との艇速差が僅差(2000mで1秒程度)だったが、日曜日emの乗艇では艇速差が拡大し、2000mで5秒程度まで広がった。
今朝の1000m x 4の艇速差も2000mで7秒程度となった。何れにせよ、東商戦で一橋対校フォアに勝つには、6'45"を切る艇速を発揮する必要あり。
漕手4名の漕ぎが確りシンクロするまで、集中して乗艇練習に取り組む必要あり。
https://www.youtube.com/watch?v=8F5PuKY-riE&edit=vd

M4+ 烈丈夫
このクルーの課題は、有効レンジの短さ。特にフィニッシュハーフでバウサイドのブレードが浅くなってWash Outし、ブレードがスリップしてレンジが切れる。
先週土曜日emは、木鶏に対し、2000m換算で1秒程度まで差を詰めた。しかし、木鶏がシート配置を見直してパフォーマンスを上げた結果、木鶏との差が2000m換算で7秒程度(2.5艇身)まで広がってしまった。ここまで艇差が広がると、チャレンジレースを行う必要性が無くなる。
烈丈夫クルーもバウサイド2名(O翔、水)のフィニッシュハーフのブレードワークを改善し、2000m換算で1艇身以内(大凡2.7秒以内)まで差を縮めよう。
東商戦対校フォア出漕を賭けたチャレンジレースを行うか否かの判断基準は、日頃の部内並漕で、二艇の艇差が2000m換算で1艇身以内であること。
これを念頭に置いて日頃のトレーニングに臨もう。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=Mu9IYkdK7WY

M1x M垣
このところ、漕技・出力効率が85%前後で足踏みしている。2000mSS換算で7'45"程度に相当。
東商戦での目標は7'40"切り、効率90%程度。
Zac Purchaseの様に、キャッチからフィニッシュまで淀みなく加速し、高速巡航するテクニックを身に着けよう。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=vzoS3xlPPr4

M1x T橋
冬場の低レートでは、効率90%以上を出せていたが、このところ90%に全く手が届かなくなっている。
原因は、レースレートまでレートを上げる中で、レートを上げる為に有効レンジを切って無理にレートを上げ、効率が劣化している模様。
ボートの基本は長い有効レンジ。ボートの基本に立ち返り、有効レンジを伸ばそう。特にフィニッシュ周りは長く押し続けて、フィニッシュでの突き離し感を改善しよう。
https://www.youtube.com/watch?v=8Baq6S2d2W8&edit=vd

W2x Spica
先週から、E澤が乗艇に復帰。ダブルスカルでの乗艇を再開。
脇腹の様子を見ながらの乗艇であり、一気に東商戦レースモードには達しないが、慌てずに一歩一歩、前進しよう。
今朝、ポンドでの漕ぎを見る限りでは、以前に比べると良く合ってきた。
更にパフォーマンスを上げるには、二人のドライブのストロークポイントを確りシンクロさせる事。
現状は、バウ:K林のブレードが浅く、十分な出力を出せていない。K林は自らの力で、この艇を加速すると言う意気込みを全面に出して取り組もう。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=_ES4epfcVn0

Jr M8+ 天祐
未だ、キャッチ、フィニッシュのブレードワークが未熟で、有効レンジが短い。
この為、一本一本のドライブ加速感が出せていない。
先ずは低レートUTや、中間レート漕で、キャッチ・フィニッシュでブレード一枚確り押し、1本1本確りと艇を加速させることに取組もう。
それが出来たら、レースペースの漕ぎに繋げよう。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=ifMLM4aFjmw

以上