Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

東北との並漕:

東北大は昨年末の全国マシンローイング大会で上位8名のエルゴ平均値が6'38"とかなり力がある。
本拠地の釜房湖が12月〜3月まで全く漕げないので、彼らは2月中旬の春休みに入ってから戸田で本格的な水上トレーニングを行っている。
東大は昨年10月中旬から冬場フォアトレでずっと漕いできており、3月中旬のこの時期に負ける訳には行かない。
気がかりはエイト3番が木曜午後から風邪で体調を崩してフルパワーで漕げないこと。
以下、今朝の様子を動画と写真で振り返る
動画:天寵(VS東北)
http://www.youtube.com/watch?v=lu7oG-ddLxE&

 W.Up
 アップ折り返し。ほぼ無風だったが、煙突の煙は棚引いていた。
 笹目橋の上に朝日。美しい。
さて、1本目。定刻どおり6;30に、2艇ともスタート地点の28km地点到着。そしてスタート。
 並漕1本目序盤。早くも東大が1Lリード。
この後、早々に2L差をつけたが、それ以上差が広がらず、残り700mの中大裏手のカーブで少し詰められた。東大はスタートは速いが中盤の巡航速度レベルが今一。フィニッシュの加速とキャッチ前のギャザーに課題がある。今後要改善。
 1本目ゴール付近。最後は2L弱のL差で勝ち。一安心。

2本目:
2本目も序盤で1L弱程度リードできた。そのまま中盤まで行ったところで上流から大型モーターが下ってきた。波に突っ込んで乗り切っても良いが事故でも起こすと良くないので一旦停止させ、少し波が引くのを待ってから再スタートした。
 2本目中盤逆カンバスリード
再スタートする際に、停止時の艇差(逆カンバス)と指示したが、東北艇のコックスがチャッカリ半艇身まで近寄ったところでスタートした。
結局、その0.5Lのままゴール。(差し引き1L弱の差で勝ち)

3本目:
中盤に艇速が落ち、詰められるパターンが見られるので、スタートで飛び出してそのまま逃げ切るように指示してスタート。

 3本目序盤2/3Lリード
指示通りに序盤で1Lリードしたが、その後徐々に詰められた。東北が速いというより、東大の中盤の艇速が落ちた。3番が体調不良でグロッキー気味だった模様。後半に入る辺りでついに並ばれ、逆に1シート程度のリードを許した。
 中盤一旦並ばれる。(正確には1シート出られていた)
この先の中大裏手のカーブは不利なアウトカーブだが、”これが東商戦だと思え”とハッパを掛けたところ、再び抜き返しジワジワリードし始めた。
 ラスト300m付近、再び半艇身リード。
最後は2/3L程度まで差を広げて勝った。

まあ、何とか3本を全て勝った。3本平均すると1L差程度の僅差だった。3本平均の艇速は1'36"0/500m。目標とした1'35"3/500mには届かなかった。
本当はもっと大きく水を空けたかったが、3番が体調不良だったことを差し引いて、まあ、よく頑張ったといえよう。しかし、並べることで課題が明確となった。
即ち、フィニッシュの押し切りが今一弱いこと。これを改善するため、ドライブを脚ー腰(スイング)−腕の3段ロケットとし、ボディースイングをフィニッシュハーフに持ってゆくことでもっと力強くフィニッシュを押し切ることができる。
また、フォワード終盤のギャザーが不足しており、フォワードで確り休めていないこと。フィニッシュ押し切りからハンズアウェーを素早く出し、FWD後半のストレッチャーへのギャザーを改善したい。