Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

エイトのリズムについて

oyajisculler2013-04-08

東大ジュニア、お花見レガッタ前に比べて、だいぶキャッチ周りのブレードワークが合ってきた。概ね、各漕手の持っているパワーを水上で発揮する基盤は出来つつあると思う。
一方で、更に効率よく艇を進める為には、クルー全員の推進力=エルゴで言うフォースカーブ特性を全員で共有し、クルーのリズムを作り出す必要がある。
おやじが学生の頃(30年以上前)は、この取組のことを「ストロークポイントを合わせる」と表現していた。

エイトの場合は、艇速が速いので、キャッチで強くレッグドライブし、ボディーを確り加速し、クルーの体重をブレードに載せて一気に艇を加速するリズムとする必要がある。

クルーとしてのリズム感を確り出しているクルーの典型として、北京五輪エイトで優勝したカナダエイトが挙げるられる。
このカナダクルーの、「強烈なキャッチからのドライブを起点としたリズム」は、以下の動画の3:45〜4:00を見ると良く分かる。


同じく北京五輪M4Xで優勝したポーランド4Xクルーのリズムも強烈。(動画のBGMも強烈(笑))このクルーは、北京五輪までの4年間無敵だった。


強いクルーは、この様に必ず固有の力強いリズム感を持っている。
リズムはクルー全員で共有するものなので、出来るだけ単純で、体感しやすい方が、取り組みやすく、再現性が高くなる。

先ずは、キャッチから確りハンドルにぶら下がって、力強くボディーをドライブすること、ここが全てのスタート。

以上