Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ジュニアとして初の2000m並漕:

さて、昨年11月から長い冬場トレーニング、そして、3月の東商戦フル合宿と厳しいトレーニングを重ねてきたジュニアチーム。全ては2000mレースで高いパフォーマンスを発揮するため。
久々の戸田コースでの並漕だが、今後、公式レースは略全てコースで行われるので、練習で慣れておく必要あり。さまざまな意味を込めて今回の2000m並漕を行った。
並漕結果は、スタートでバタバタして加速が悪く、若干先行されたが、250m過ぎから徐々にリード。その後、中盤で徐々に相手を引き離し、最終的に50m以上の差を付けてゴール。
並漕のレース展開としては安心して見る事ができた。また、中盤のレートも出艇前のMTGで確認したSR34以上をキープ出来た。しかしながら、揚艇後のMTGでクルーに確認してみると、幾つかの小さなミスを伴っていた。
即ち:

  1. 早朝出艇で、体がなかなか温まらない事、また、クルーのユニフォーミティーを組上げるのためにレースペースを漕いで確認・調整する必要があるので、2000mTTを行う前に、通常のW.Upに加え、レースペースでの短漕を加えたメニューを与えた。しかし、TT前にレースペース短漕を行うと、本番前に無駄にエネルギーを浪費してしまうと思ったらしく、クルー自身の判断でTTが終わった後に、消化すべき"残りメニュー”として短漕メニューを行うことに変更してしまっていた。スタート地点に向かう途中で、おやじが気付いて2セット程実施させたが、発艇前にW.Upメニューを一つ一つ確認すべきだった。反省! 尚、一日2回出艇の場合の、2出艇目では、直ぐに体が温まること、また、クルーとしてのユニフォーミティーも直ぐに組み上がるので、W.Upのボリュームは減らすことが出来る。この辺りは経験を積めば分かること。
  2. コースのでの2000mTTを他校と並漕するのは、今回初めてであり、経験の浅いジュニアのコックスは、大分緊張してしまった模様。SpeedCoachのスイッチセットや、ボイスレコーダーのスイッチセット、ストップウォッチでのタイム計測など、事前に色々準備していた様だが、混雑するコースの合間を縫っての発艇であり、結局、計測器具のセットは全てアウトだった模様。例えば、SpeedCoachやボイスレコーダーは、出艇時に全て予めONにしおけば、スタート時に余計な操作は何もしなくて済む訳だ。事前に出来る事は事前にやっておく事。そうすることでコックスは、自分自身の本業に専念できる。揚艇後のMTGで、本件を改めてコックスに指導した。

これらのミスも、レース本番でなく、並漕というレース形式の練習の中で経験できたことは良かったと思う。一流選手も多くのミスを経験して本物になってゆくのだ。(本番でキッチリできるようにフィードバックすれば良い)
尚、揚艇後に、今日の計測タイム、水温(13℃)、そしてクルーの75kg換算エルゴ記録から、現時点での漕技・出力効率を計算しなおしてみた。
その結果、本日のパフォーマンスは92%であった。
また、昨日はレースペースでSpeedCoachのCAL値を再検証した結果、CAL値は1.021で、3/20に実施したOD 2.4km時にセットしたCAL値:1.033を今回の1.021に置き換えると、3/20時点の漕技・出力効率は、96%ではなく、93%となる。
3/23に怪我で漕手1名を入れ替え、クルーのエルゴ平均スコアの1か月前倒し達成が3月目標ON LINEになっている。
ここまで若干、余裕を持って東商戦に臨めると考えていたが、今から更に本気になって、レベル向上を図り、早期にレベルの挽回を図る必要があると思う次第。
頑張ろう、東大ジュニア!

以下、本日撮影した写真と動画:
 岸蹴り時
 コース沿いの荒川土手(桜並木満開) 
 1900m地点の吹き流し(北北西の風が吹いていた)
 2000mTT並漕開始!
 500m通過!

以上