Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

1X艇の担ぎ方を指導:

東大のスカラーは高校生が一般的にやっている船底を担ぎ上げ、艇を斜めにして両手で船体を持つ担ぎ方(下記写真)をしているが、これでは両手が塞がってしまい、荒川に陸送する際にオールを同時に運搬することが出来ない。

ジュニアスカラーも週末は荒川に出艇するので、片手で船体を担ぐ方法(下の写真)について指導した。これは国内でも一流スカラーに良く見られる担ぎ方だ。
<要領>
艇を一旦頭上に差し上げ、船体を斜めにして片方のガンネルを肩に載せ、リガーを片手で支え、そして頭でシートデッキを押さえる3点支持で艇を担ぐ要領。こうすることで片手が空き、その空いた手でオールを持つことが出来る。こうすれば艇とオールを同時に運搬する事が出来る。おやじも荒川に1Xを陸送する際や、ポンドでも揚艇時にこの担ぎ方をしている。

また、一流スカラーに良く見られるも一つの方法は、頭上に船体を差し上げ、シートを頭上に載せる方法。(下の写真)実はこの方法が船体に最も優しい方法だ。何故ならシートを介して船体重量を受けるので、船体重量がシートを介してレールに過重が分散されるので集中過重にならない訳だ。おやじもポンドに出艇するさいに、この方法で船台まで運搬している。この方法のもう一つの良いところは、視界が遮られないので担いで行く途中の周りの状況が良く見えるということ。

さて、ジュニア3名だが、2名は器用な様で、教えたその場で要領を覚えた。ただ一人はなかなか上手く担げず、ややフラフラしていた。その内、確り担げるようになるだろう。