Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

風向きとコースの流れ;

先週は西よりの風で、スタート地点からゴール方向に向けて1000m当り10m程度の流れがあった。(正確に言うと4分40秒辺り10m)おやじの予想では表層の水が風下方向に押し流され、風下側の水位が上がった分、低層の水が逆に風上方向に戻る循環流が発生すると考える。もしこの仮説が正しければ、逆向きの風、即ち、東の風が吹いた時には、ゴールからスタート方向に表層の水が流れる現象が発生する筈。今日はこれを検証するための絶好のコンディションだった。1周目の往復で、1000m当りの往路と復路の距離表示のギャップをチェックしたところ、30m程度の差が合った。今日は、往路のゴールからスタート方向に向かう方向で距離が短く表示された。即ち、風向き方向と同じ流れがあった。これは1000m当り15mの流れに相当する。2周目、3周目と毎周回チェックしていったところ、途中から風向きが北東→北北東→雷の後→北北西と変化し、最後の頃は往路と復路での距離表示のギャップは殆ど無くなった。この現象は、戸田コースの水は風が吹くと風と同じ方向に流れが発生するという事。風速2m程度の穏やかな風でも1000m当たり10m〜15m(1%〜1.5%程度)の流れが発生するので無視できない。
SpeedCoachの表示する艇速は対水速度なので水の流れの影響は受けない。この点を勘案すると、流れのあるところで乗艇練習する際にはSpeedCoachの表示する距離や艇速を指標にした方がより正確な速度を把握できる。