Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

レク艇開発PJの織込み広告:


本プロジェクトでは、昨年より「レクレーション艇開発」に取り組んでいます。
今大会には、その成果の一端を適用した「実験艇」をこの諏訪湖会場に持参して参りました。
「レクレーション艇開発」の目的は、各地で今もボート・競技普及の重要な役割を担っている「ナックル艇」に加え、より軽量で・スピード感があり・安定感もある、ボート初心者の方が『私も乗って見たい、乗れそうだ!』と言う感覚を抱いて頂ける新しい艇を開発・普及する事です。
お爺ちゃん・お婆ちゃん・お父さん・お母さん・お兄さん・お姉さんが、各地の川や湖で、この軽快で楽しげなレクレーション艇を漕ぐ姿を見て、『ようし!!ボートを漕いでみよう!』と言う少年少女を発掘して行きたいと、先ずは新たなハードウェア開発に挑戦しています。
是非この機会に、この実験艇を見て、そしてご試乗頂き、皆様のご意見を伺いたいと思います。

**日本版レクレーション艇の主な要件**
1.利用の対象: (1)ビギナーの導入練習、(2)水上ツーリング(遠漕、周航)
2.設計思想:  (2)ビギナーでも簡単に漕げる、(2)時として生じるラフコンでの耐航性能確保
3.主な仕様・要件:

  1. 乗員定数: 5人乗り(漕手4人+コックスの合計375kg、コーチの臨時席も設ける)
  2. 船型:    丸底+センターキール付き船型 (母船型:欧州普及Touring boat
  3. 主寸法:  長さ11m以下(KF艇並み)、設計重量での水線幅65cm以上(安定性確保)
  4. 艇重量:  80kg程度 (単独クルー:4人でハンドリングできる重量)
  5. 安定性:  イージーオールの姿勢で安定 (オールを引き込んでも転覆しない)
  6. 耐航性能; 白波チラホラのラフコン(*1)で、問題なく漕げる耐航性能(リガー形状工夫)
  7. 安全性:  FISA安全ガイドラインの適用 (浸水時残存浮力、踵紐装備)
  8. リガー様式; ビギナー導入練習に適したスカル仕様(*2) (老若男女混成クルーもOK)
  9. 艤装品; 簡単なリギング調整は工具無しで調整出来る様に細部艤装を工夫。  

    *1:荒川でのラフコン耐航試験(下の写真)
    *2:オプションでスイープへの対応も可能

以上