Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

AM、LBRCエイトで乗艇練習:

先週までは朝9時前に艇庫に着くと、艇庫前の水溜りに氷が張ったりして非常に寒かったが、今日の朝は春の様なポカポカ陽気。まさに天気予報通り。艇を荒川の水面に浮かべると、水に入れた足の感じでは先週より幾分水温が上がっていた。(ネットで荒川水温を調べたところ、10度〜11度。先週までの水温は7度〜8度だった)
漕ぎだすと、東の風で往路は順風。少し漕ぐと蒸し暑さを感じる程暖かかった。今年も東商戦OB2000mレースに向けて練習をしているが、例年よりクルーの集まりが良く、ほぼ固定したメンバーで練習できている。週1回の乗艇練習ではあるが、バランスも概ね安定してきて最近はブレードワーク詳細に関する改善を図れる様になってきた。エルゴ等の体力面は一気には改善できないが、ブレードワークやクルーのユニフォーミティーに関しては例年より1ランク上の漕ぎを東商戦のOBレースで披露出来そうだ。
今日の練習メニューは以下の通り:

  • 往路:W.Up(静止スタート練習付き)+SR20〜21のLP(12分漕)で秋が瀬まで
  • 復路:パドル30本*8(SR30,32,34)、スタート練習(5-10-10 * 2セット)、2000m一発(SR32)、笹目橋から岸けり場までLP(SR20)

ブレードワークやバランスに関しては、徐々に改善できているが、今日はフィニッシュ後のハンズアウェー・ボディーリカバリーがやや遅くなり、フォワードラッシュするイメージのリズムになっていた。それでもパドルの30本の短漕は何とかなった。しかし2000m漕は、フォワードでリラックスできず苦しいリズムになり、良い漕ぎが出来なかった。30本の短漕と2000m漕ではエネルギー供給機構が異なるので、30本のセットばかりやっていたのでは2000mレースでのパフォーマンス向上には繋がらないという事だ。即ち、運動時間が1分程度の30本の短漕では、ATP-CPや乳酸系の無酸素エネルギー出力となり、多少リズムが悪くても漕げるが、運動時間の長い2000m漕では有酸素性機構エネルギーが主体となり、無駄な力を抜いたリラックスした状態、良いリズムでないと有酸素系の高い出力が得られない。
2000mレースでのベストパフォーマンスを図る為の練習は、30本等の短漕を主体とするのではなく、有酸素系エネルギーが発動できる様な6分を超える運動時間の練習を主体とする方が良いと思う。即ち、2000m超の距離をレースより3枚から4枚レートを落としたところで安定して漕ぐ、オーバーディスタンス系の練習の方がトレーニング効果が高そうだ。
来週はT大のJrエイトと並漕による乗艇練習を行う予定。楽しみだ。