Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

SpeedCoachの概要:

さて、SpeedCaochは対水速度を計測するために右上の図にあるインペラーという小さなフィンを船底にに取り付ける必要がある。このフィンにはその名の通り、小さなインペラー(所謂プロペラ)が取り付けられている。ボートが走るとインペラー(マグネットが内臓されている筈)が回転し、船底の内側に取り付けられたセンサーがインペラーの回転を電流に変換する。そしてケーブルを介してSpeedCoach本体がその電流の周波数を検知して艇速に換算してモニターに表示するという仕組みだ。
ボートが進む際、船底は水の摩擦抵抗を受けながら進む。摩擦抵抗を受けるという事は、船底に接する水が船底表面に徐々に付着しながら進むということだ。この影響は舳先部分で小さく、船尾で最も大きい。(船尾では沢山の水が引き摺られているということ)
従い、同じ艇であっても、インペラーは取り付け位置によりインペラーの回転数が微妙に異なる。これを補正するのがCalibration値(CAL値)の調整だ。また、再三このブログでも書いている通り、水温が変化しても水の粘性抵抗が変化するので水温の変化に応じてCAL値を修正する必要がある。